キッチンカーは会社員のまま準備できる|辞める前にやる7つのこと【13年オーナー解説】

こんなお悩み、ありませんか?

  • 会社を辞める前に、どこまで開業準備を進められるのか知りたい
  • いきなり退職して無収入で準備するのが怖い
  • 会社を辞めるベストなタイミングを見極めたい
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タケ(13年オーナー)

最初の一歩って勇気いるよね。でも知識があればリスクはちゃんとコントロールできるよ。

開業準備の8割は、会社を辞めなくても進められます。

💡 この記事でわかること

脱サラ組を多く見てきた立場から、この記事で伝えたいことは次の3つです。

  • 開業準備の8割を会社員のまま進められる理由
  • 在職中にやっておくべき7つのこと(資格・資金・テスト販売ほか)
  • 会社を辞めるベストなタイミングの見極め方

たこ焼き移動販売13年。脱サラからキッチンカーを始める人を多く見てきた立場から、会社員のままできる準備と、辞める前にやるべき7つのことを解説します。 (→ 関連:脱サラしてキッチンカーは無謀?会社員からの収入移行と備え【13年オーナー】


目次

結論:開業準備の8割は会社員のままできる

結論:開業準備の8割は会社員のままできる

*Photo by Kampus Production on Pexels*

結論から言うと、キッチンカー開業の準備は、8割が会社を辞めなくても進められます

いきなり退職して無収入で準備を始めるのは、いちばんリスクの高いやり方です。給料という安定収入があるうちに準備を進めれば、貯金を減らさず、落ち着いて判断できます。

辞めるのは「準備が整い、テスト販売で手応えをつかんでから」で十分です。ここからは、在職中にできる7つのことを見ていきます。


なぜ準備が大事なのか:準備なしで独立して一度つまずいた話

「会社員のまま準備を進めよう」と言うのには、理由があります。準備を軽く見て飛び出すとどうなるか、実体験として知っているからです。

もともと会社員として2年働いたあと、独立して個人事業主になりました。ところが、これがなかなか軌道に乗りませんでした。「独立すればなんとかなる」という勢いだけで、肝心の「何で・誰に・どう稼ぐか」が固まっていなかったのが原因です。

その後、営業職についていた時期に、あらためて自分へ問い直しました。「本当に好きなことは何なのか」と。答えは料理でした。昔から料理をするのが好きで、人に食べてもらって喜ばれるのが素直に楽しかった。そこから飲食、そしてキッチンカーという道を選び、今に至ります。

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タケ(13年オーナー)

遠回りしたけど、その経験があるから今こう言えるんだ。準備は”逃げ”じゃない。むしろ勝ちに行くための一番の武器だよ。

この遠回りで痛感したのは、勢いで飛び出す前に「自分は何が好きで、何なら続けられるのか」「その事業で数字が成り立つのか」を、収入があるうちに固めておくべきだったということです。会社員のまま準備できることは山ほどあります。給料という安全網があるうちにそこを詰めておく。これが遠回りしないいちばんの近道です。


会社員のまま準備できる7つのこと

会社員のまま準備できる7つのこと

*Photo by Matheus Bertelli on Pexels*

1. コンセプトを設計し、市場をリサーチする

何を・誰に・どこで売るかを固めます。ここがブレると、あとの準備すべてがブレます。独立でつまずいた時のいちばんの反省点も、まさにここでした。

やることはシンプルです。平日の昼や週末に、実際にキッチンカーが出ている場所を見て回る。何が売れているか、行列はどのメニューにできているか、価格帯はいくらか。スマホでメモするだけでも、立地や売れ筋の感覚がつかめてきます。会社帰りや休日にできる、お金のかからない準備です。

⚠ 注意:競合が多いメニュー(クレープ・唐揚げなど)は、後発だと埋もれがち。「その場所にまだない・でも需要はある」という隙間を探すのがコツです。

2. 収支シミュレーションをする

客単価・客数・出店日数から月商を、原価・出店料・固定費から手残りを試算します。ここで「食べていけるか」を数字で確かめます。感覚ではなく、必ず電卓を叩いてください。

ざっくりの目安はこうです。たこ焼きなら原価は売上の23〜25%前後、出店料は売上の10〜30%が相場。客単価500円・1日100食・月20日出店なら月商100万円、手残りは50万円前後が目安になります。

💡 この段階で「これは厳しい」と分かれば、コンセプトを練り直せばいいだけ。会社員のうちなら、何度でもやり直せます。

3. 資金を貯める・融資を下調べする

在職中は、融資の審査でいちばん有利なタイミングです。銀行や日本政策金融公庫は「安定収入がある人」を評価します。辞めてから借りようとすると、審査のハードルが一気に上がります。

用意しておきたいのは、初期費用(中古なら最小80万円前後〜)と、運転資金3〜6ヶ月分。売上ゼロでも数ヶ月は回せる現金があると、精神的な余裕がまるで違います。給料のあるうちにコツコツ貯めるのが、いちばん確実です。

4. 食品衛生責任者を取る

キッチンカーの営業には食品衛生責任者が必須です。講習1日・約1万円で取得でき、土日開催の講習もあるので、会社員のまま取れます。有効期限もないので、早めに取っておいて損はありません。

あわせて、出店エリアを管轄する保健所の「営業許可」の要件(シンク数・給水タンク容量など)も調べておくと、車を作るときに手戻りがなくなります。

5. 中古車・機材の情報収集をする

中古軽トラの相場や、たこ焼き器・発電機の価格を調べておきます。中古車探しは「これだ」という一台に出会うまで時間がかかるので、早めに動くほど良い車に安く出会えます。

新車のフルオーダーで数百万かけると、それだけで回収が重くのしかかります。まずは中古+最低限の機材で小さく始め、稼ぎながら育てていく発想が、失敗しにくいやり方です。

⚠ 注意:「かっこいい車から入る」のは危険。車はあくまで道具です。お金をかけるべきは、味と、売れる場所の確保です。

6. 週末にイベント出店・テスト販売をする(副業)

いきなり専業にせず、まず週末だけ副業として出店してみる。ここが7つの中で最大の準備です。頭で考えた計画は、実際に売ってみて初めて「本当に通用するか」が分かります。

実際に出てみると、仕込み量が足りない・提供が間に合わない・想定より客単価が低い、といった「机上では見えなかった現実」が一気に見えてきます。この失敗を、給料があるうちに小さく経験しておく。それが、専業になってからの大失敗を防ぎます。

💡 マルシェやイベントは1日単位・レンタルキッチンカーでも出店できる場合があります。まず1回、売る側に立ってみることをおすすめします。

7. SNSアカウントを育てる

開業前からX(旧Twitter)やInstagramで発信を始め、フォロワーを少しずつ増やしておきます。開業初日に「お客さんゼロ」からのスタートを避けるための準備です。

準備の過程(車を探している・メニューを試作している)そのものが発信ネタになります。開業までのストーリーを見てくれた人は、初日から応援に来てくれる濃いファンになりやすい。ここは在職中から時間をかけて仕込むほど効いてきます。


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タケ(13年オーナー)

失敗が怖い気持ちわかるよ。だからこそ、事前に知っておけることは全部知っておいた方がいい。

会社員のうちにやる準備の順番

7つを「どの順でやるか」も大事です。やみくもに動くより、次の順番で進めると迷いません。

ステップ1:コンセプト設計(1〜2の土台)
まず「何を・誰に・どこで」を決める。ここが全部の出発点です。

ステップ2:数字で検証(収支シミュレーション)
そのコンセプトで手残りが出るかを試算。厳しければステップ1に戻る。

ステップ3:資格と資金(食品衛生責任者・貯金・融資の下調べ)
並行して進められる事務・お金まわり。在職中の信用が武器になります。

ステップ4:車・機材の情報収集
相場観をつかみ、良い中古車を気長に探す。

ステップ5:週末テスト販売(副業)
ここまで来たら、実際に売ってみる。最大の答え合わせです。

ステップ6:SNSは全期間を通して
ステップ1の段階から発信を始め、開業日まで育て続けます。

💡 ポイントは「お金のかからない準備(1〜4)を先に終わらせ、手応えを確かめる段階(5)で初めて本格投資する」こと。この順番なら、失敗しても傷が浅くて済みます。


副業規定との兼ね合いはどうする?

週末のテスト販売は「副業」にあたります。ここで気をつけたいのが、勤め先の就業規則です。トラブルなく準備を進めるために、次の点を確認しておきましょう。

①就業規則で副業が禁止・許可制になっていないか
まずは自社のルールを確認。許可制なら、正規の手続きで申請するのが安全です。禁止でも、退職後の準備計画に切り替えれば問題ありません。

②住民税から会社に知られるケース
副業の所得が増えると、住民税の額で会社に気づかれることがあります。確定申告で住民税を「自分で納付(普通徴収)」にすると、給与分と分けて納められる場合があります。

③開業届のタイミング
副業段階から開業届を出すこともできますが、まずは小さく試して「続ける」と決めてからでも遅くありません。無理のない範囲で進めてください。

⚠ 注意:就業規則の解釈や税務は、勤め先の規定・個々の状況で変わります。不安な場合は、会社の規定を確認し、税務署や税理士など専門家に相談してから動くのが確実です。


辞めるタイミングの見極め

辞めるタイミングの見極め

*Photo by Imani Williams on Pexels*

「いつ会社を辞めるか」は、2つの考え方があります。それぞれのメリット・デメリットを整理します。

早く辞めて専業に集中する

  • メリット:準備・営業に時間を全振りできる・立ち上がりが早い
  • デメリット:無収入期間が長く、貯金が減る・精神的にきつい

副業で続けてから辞める

  • メリット:給料があるので安心・テスト販売で手応えを確認できる
  • デメリット:体力的にきつい・準備のスピードは落ちる

おすすめは副業で手応えをつかんでから辞めることです。週末出店で「これなら食べていけそう」という感触を得てから専業化すれば、失敗のリスクを大きく下げられます。

出店場所の探し方や相場は移動販売の場所代(出店料)の相場は売上の10〜30%も参考になります。


よくある質問(会社員のままの開業準備)

Q. 準備期間はどれくらい見ておけばいい?

人によりますが、コンセプト設計から週末テスト販売まで、じっくりやるなら半年〜1年を目安に考えると無理がありません。焦って数ヶ月で飛び出すより、在職中に土台を固めたほうが結果的に近道です。

Q. 貯金はいくらあれば辞めていい?

初期費用(中古で最小80万円前後〜)に加えて、生活費と運転資金の3〜6ヶ月分が一つの目安です。売上ゼロでも数ヶ月耐えられる現金があると、判断が冷静になります。

Q. 料理が得意じゃなくても大丈夫?

プロの料理人である必要はありません。ただ「その商品を作るのが好き・苦にならない」ことは大事です。もともと料理が好きだったことがキッチンカーを選んだ理由の一つでしたが、好きだからこそ13年続けられています。まずは自分が続けられそうな一品から始めてください。

Q. いきなり専業と週末副業、どっちがいい?

資金と家族の状況に余裕がないなら、週末副業からをおすすめします。給料という安全網を残したまま「本当に食べていけるか」を確かめられるからです。手応えをつかんでから専業化すれば、リスクを大きく下げられます。


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タケ(13年オーナー)

ここまで読んでくれてありがとう!最後にポイントをまとめたので確認してね。
💡 いきなり脱サラが不安な人へ:たこ焼き移動販売は週末副業から始められる|脱サラ前に試す5ステップ で、会社員のまま小さく試す方法を解説しています。

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まとめ

会社員のままできるキッチンカー開業準備について、要点を整理します。

  1. 開業準備の8割は会社を辞めなくても進められる
  2. 在職中にやる7つ=コンセプト・収支試算・資金/融資・食品衛生責任者・車情報収集・週末テスト販売・SNS
  3. いちばんの準備は「週末に副業として出店し、手応えを確かめる」こと
  4. 辞めるのは、テスト販売で感触をつかんでからで十分

準備の鉄則:給料があるうちに準備し、手応えを得てから辞める

無収入で飛び込む前に、まず会社員のままできることから1つずつ始めることをおすすめします。

この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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