リースか購入か、ここで手が止まっていませんか?
- ✔リースと購入、結局どっちが得なのか決めきれない
- ✔初期費用は抑えたい。でも失敗したときのリスクも怖い
- ✔月額で見るのか、総額で見るのか。判断の軸が分からない
タケ|13年目の店主
3年以上続ける見込みがあるなら購入、初期費用を抑えたいならリースが得です。
🚚 先に結論だけ、3つ置いておきます
細かい内訳に入る前に、判断の軸になるところだけ先出しします。
- 分かれ目は「3年続けるかどうか」の1点
- 初期費用から自由度まで、5項目を表で並べて比較
- 1年リースで試して、購入へ切り替える手もある
移動販売を13年続け、最高月商500万円を達成した経験から、数字で比較していく。
結論:3年以上続けるなら購入、初期を抑えるならリース
*Photo by Matheus Bertelli on Pexels*
先に結論を伝えると、3年以上続ける見込みがあるなら購入が得になる。
購入は中古軽トラ30〜80万円+業者架装100万円〜で、合計130〜180万円が目安となる。リースは初期費用0〜30万円で始められるが、月額4〜8万円が3〜7年続く。
月額の安さに目が行きがちだが、総額で見ると差が出る。月5万円のリースを5年使うと、支払総額は300万円に達する。
開業1年目の失敗が最も怖い読者にとって、判断基準は「何年続ける覚悟があるか」の1点に絞られる。
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リースとは:車両を借りて月額を払う仕組み
*Photo by Stanislav Kondratiev on Pexels*
リースとは、リース会社が用意した車両を借り、月額料金を払って使う契約を指す。
契約期間は3〜7年が一般的で、月額は車両グレードにより4〜8万円が相場となる。期間中の車検費用や一部のメンテナンスが月額に含まれる契約も多い。
ただし契約終了時に車両は手元に残らないのが原則となる。残価設定型では契約満了後に買い取る選択肢もあるが、追加で50〜100万円かかる場合がある。
初期費用が0〜30万円で済むため、自己資金が100万円未満の開業者に選ばれやすい。
購入とは:車両を買って自分の資産にする仕組み
購入とは、車両と架装(キッチン設備)をまとめて買い取り、自分の資産として使う方法を指します。リースが「借りて月額を払う」のに対し、購入は「一括またはローンで手に入れて所有する」のが最大の違いです。
購入の内訳:車両30〜80万円+架装100万円〜
中古の軽トラックが30〜80万円、そこにたこ焼き設備・給排水タンク・発電機などを積む架装費が100万円前後。合計130〜180万円が一般的な目安です。新車ベースやフルオーダー架装にすると、250〜350万円まで上がります。
ローンを組む場合は、頭金20〜50万円+月々3〜5万円という形が多く、リースの月額4〜8万円より安く収まるケースがほとんどです。
購入は初月から資産になる
リースと決定的に違うのは、支払った瞬間から車両が自分のものになる点です。廃業するときも中古で20〜50万円ほどで売れるため、総額の一部を回収できます。改造も自由なので、たこ焼き以外のメニューに商売替えするのも自分の判断でできます。
タケ|13年目の店主
タケ|13年目の店主
5項目で比較:初期費用・月額・総額・所有権・自由度
*Photo by Ela Jochim on Pexels*
リースと購入を5つの項目で比較した表が下記となる。
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| 項目 | リース | 購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0〜30万円 | 130〜180万円 |
| 月額 | 4〜8万円 | 0円(ローン時は3〜5万円) |
| 5年総額 | 240〜480万円 | 130〜180万円+整備費 |
| 所有権 | リース会社 | 自分 |
| 自由度 | 改造に制限あり | 改造・売却が自由 |
5年総額で見ると、購入は130〜180万円に対しリースは240〜480万円となる。差額は最大で300万円ほど開く。
一方で初期費用は購入が130万円以上、リースは0〜30万円と、スタート時の負担は10分の1以下に抑えられる。
出店料などの運転資金も必要になる。場所代の考え方は移動販売の場所代(出店料)の相場は売上の10〜30%で詳しく解説している。
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リースが向く人:メリットとデメリット
*Photo by Kampus Production on Pexels*
リースが向くのは、初期費用を3年は手元に残しておきたい人となる。
メリットは初期費用が0〜30万円に抑えられ、車検や整備の一部が月額に含まれる点にある。故障時の負担が読めるため、資金計画が立てやすい。
デメリットは総額が割高になる点で、5年で240〜480万円を払っても車両は残らない。さらに走行距離に上限があり、年1万km超で追加料金が発生する契約もある。
開業初年度に廃業する飲食店は約3割と言われる。撤退リスクが高い1年目だけリースで様子を見る使い方も合理的となる。
購入が向く人:メリットとデメリット
*Photo by Kampus Production on Pexels*
購入が向くのは、3年以上続ける覚悟があり、自己資金100万円以上を用意できる人となる。
メリットは総額が安く済む点にある。中古軽トラ30〜80万円+架装100万円で始めれば、5年使っても整備費を含め200万円前後に収まる。改造や売却も自由で、廃業時に20〜50万円で売れる場合もある。
デメリットは初期費用が130万円以上と高く、故障時の修理費10〜30万円を自己負担する点にある。資金が一気に減るため、運転資金が手薄になりやすい。
13年の経験では、長く続ける人ほど購入が報われる。中古車両を整備しながら7年以上使えば、月あたりの負担は2万円を切る計算となる。
中古車という第3の選択肢:架装済みを安く買う
リースと新車購入の間に、もうひとつ「中古のキッチンカー完成車を買う」という第3の選択肢があります。すでに架装が済んだ車両を買うため、初期費用と即戦力のバランスが取れるのが特徴です。
中古完成車の相場は100〜200万円
架装済みの中古キッチンカーは100〜200万円が相場です。ゼロから架装する新車より50万円前後安く、リースのように総額が膨らむこともありません。前オーナーの設備をそのまま使えるので、開業までの期間も1〜2ヶ月短縮できます。
中古車の注意点:設備の劣化と保健所基準
ただし注意点もあります。給排水タンクの容量が今の保健所基準(40L・80L・200L)を満たしていない古い車両だと、営業許可が下りず改修に20〜50万円かかることがあります。購入前に必ずタンク容量とシンクの数を確認してください。
移動販売の許可要件はキッチンカー開業18ステップで詳しくまとめています。
⚠️ 中古車は水回りだけは妥協しない
安さに飛びつく前に、まず保健所基準(タンク容量・シンク数)を確認する。許可が下りなければ1日も営業できません。ここは13年やってきての鉄則です。
タケ|13年目の店主
リースと購入、どちらが向くか3タイプで診断
ここまでの内容を、自己資金と続ける年数の2軸で3タイプに整理します。自分がどれに当てはまるかで、選ぶべき方法が見えてきます。
タイプ1:自己資金100万円未満・まず1年試したい人はリース
手元資金が100万円を切っていて、「本当に続けられるか1年やってみたい」という段階ならリースが向きます。初期費用0〜30万円で始められ、車検や整備の一部も月額に含まれるため資金計画が読みやすいです。開業初年度で廃業する飲食店は約3割。撤退リスクの高い最初の1年をリースで様子見するのは合理的な判断です。
タイプ2:3年以上続ける覚悟・自己資金ありなら購入
自己資金100万円以上を用意でき、3年以上は続ける覚悟があるなら購入一択です。5年総額で見るとリースより最大300万円ほど安く、7年以上使えば月あたりの負担は2万円を切ります。長く戦う人ほど、購入の総額メリットが効いてきます。
タイプ3:すぐ始めたい・中間予算なら中古完成車
「初期費用は抑えたいけど総額で損はしたくない」「できるだけ早く開業したい」という中間層には、中古完成車が向きます。100〜200万円で架装済みの車両が手に入り、開業までの期間も短縮できます。ただし水回り設備の保健所基準だけは必ず確認してください。
💡 判断の基本公式
続ける年数 × 月額が車両価格を超えるならリースは損。3年以上続ける自信があるなら、購入か中古完成車を選ぶのが総額で得になります。
リースと購入で、よく聞かれる4つの質問
① リースは途中で解約できますか?
原則できません。中途解約すると残りの期間分の違約金(残リース料の全額に近い額)を請求される契約がほとんどです。「1年で撤退するかも」という人は、契約前に中途解約時の条件を必ず確認してください。撤退の可能性が高いなら、短期契約や中古完成車のほうがリスクは低くなります。
② リース料と購入費、どちらが経費になりますか?
リース料は毎月の支払いをそのまま全額経費に計上できます。購入した車両は「減価償却」といって、法定耐用年数(軽自動車は4年)に分けて少しずつ経費にします。節税の観点だけならリースが有利ですが、総額の安さでは購入が勝ちます。税務は個人の状況で変わるため、開業前に一度税理士か商工会に相談すると安心です。
③ 中古のキッチンカーはどこで探せばいいですか?
専門の中古キッチンカー販売サイト、地域のフリマアプリ、廃業する同業者からの直接譲渡が主な入手ルートです。狙い目は「廃業による売却」で、設備がまだ新しいのに安く出ることがあります。ただし前述のとおり、保健所基準を満たす水回りかどうかは購入前に必ず確認してください。
④ 結局いくら自己資金があれば始められますか?
リースなら初期費用0〜30万円+運転資金50万円で、80万円前後あればスタートできます。購入なら車両費130〜180万円+運転資金で、200万円前後が目安です。運転資金は「売上ゼロでも3ヶ月食いつなげる額」を残しておくのが13年やってきての鉄則です。
タケ|13年目の店主
まとめ
キッチンカーのリースと購入の判断を5点で整理する。
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- 3年以上続けるなら購入が得で、5年総額は130〜180万円に収まる
- 初期費用を抑えたいならリースで、スタート負担は0〜30万円
- リースの5年総額は240〜480万円で、車両は手元に残らない
- 購入は故障時の修理費10〜30万円を自己負担する点に注意
- 撤退リスクの高い1年目だけリースで試す使い方も合理的
- 中古の架装済み完成車は100〜200万円で、初期費用と総額のバランスが良い第3の選択肢
- 運転資金は「売上ゼロでも3ヶ月食いつなげる額」を必ず残す
基本公式:続ける年数×月額が車両価格を超えるなら購入が得
ホリイ タケシ(タケ)
たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。







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