こんなお悩み、ありませんか?
- ✔キッチンカーで月商100万円を達成するには、何をどう積み上げればいいのか分からない
- ✔「儲かる」と聞くけど、実際どれくらい売れば手元にお金が残るのかイメージできない
- ✔客数・単価・リピート・出店場所のどこから手をつければいいのか優先順位が分からない
タケ(13年オーナー)
出店場所の質だけで、キッチンカーの売上の8割は決まります。
💡 この記事でわかること
- 月商100万円を「客数×単価×営業日」で逆算する方法
- 売上の8割は出店場所(優先順位:場所→単価→リピート)
- 原価率23〜25%で手残りを残す売上設計の全手順
たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円(17日間で達成)の経験から、月商100万円に届くための「売上設計」の考え方を解説します。感覚ではなく、数字で組み立てる方法です。 (→ 関連:たこ焼きキッチンカーの収支モデル|月商50・100・300万円の内訳を13年オーナーが公開)
月商100万円は「客数×単価×営業日」で逆算できる
月商100万円という数字は、いきなり狙って当たるものではありません。客数・客単価・営業日数の3つの掛け算に分解して、逆算で組み立てるのが基本です。
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月商 = 客数 × 客単価 × 営業日数
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たとえば客単価600円だとすると、月商100万円には「1日あたり客数×営業日数」で1,667人分の販売が必要という計算になります。営業日数を20日と置けば1日あたり約83人、25日なら1日約67人です。
ここで大事なのは、営業日数を増やせば1日あたりの必要客数は下がるという点です。裏を返せば、出店できる日数そのものが売上の天井を決めているということです。
出店場所が売上の8割を決める
13年間経営してきた実感として、出店場所の質だけで売上の8割は決まります。同じメニュー・同じ腕でも、場所が変われば客数は2倍にも半分にもなります。
これは「頑張ればなんとかなる」領域ではなく、「事前にどれだけ良い場所を確保できたか」で決まる領域です。だからこそ、月商100万円を狙うなら、まず出店場所の質を最優先で考える必要があります。
💡 優先順位
月商100万円を狙う順番は「①出店場所の質→②客単価→③リピート」です。場所が弱いままメニューだけ工夫しても、天井は上がりません。
平日と土日で客層も客数も変わるため、平日は17日、土日は8日という営業日の組み方を基準に考えると計画が立てやすくなります。平日はオフィス街・工場街のランチ需要、土日はイベントや商業施設の集客を取りにいく、という役割分担です。
営業日ごとの収支の組み立て方をさらに詳しく知りたい方は、キッチンカーの収支モデルの記事も参考にしてください。
客数を増やす|出店場所の選定と集客
客単価をどれだけ上げても、そもそも人が来なければ売上は積み上がりません。月商100万円の土台は「客数」です。
1. 出店場所の選定基準を数字で持つ
出店場所を選ぶときは「なんとなく人通りが多そう」ではなく、時間帯別の通行量・競合の有無・駐車できる台数といった条件を具体的に確認する必要があります。
出店場所の探し方や選定基準を体系的にまとめた記事があるので、これから場所探しをする方はあわせて読んでみてください。
2. 平日と土日で戦略を変える
平日はオフィス街・工場街のランチ需要が中心になるため、決まった時間に決まった場所へ出店する「固定化」が有効です。土日はイベント・マルシェ・商業施設など、単発でも集客力の高い出店先を狙う戦略になります。
⚠️ よくある落とし穴
出店場所を毎回変えると、常連が「今日はどこにいるか」が分からなくなり、客数が安定しません。固定曜日・固定場所を作ることがリピートの土台になります。
3. SNSと告知で「知られている状態」を作る
どれだけ良い場所に出店しても、存在を知られていなければ通行人止まりです。出店予定をSNSで事前告知することで、目的来店(わざわざ来てくれるお客さん)を増やせます。目的来店が増えるほど、天候や時間帯に左右されにくい安定した客数を確保できます。
単価を上げる|メニュー設計とセット販売
客数が確保できたら、次は客単価です。同じ客数でも、客単価が100円上がるだけで月商全体への影響は小さくありません。
1. 主力メニューの価格設定を見直す
価格を安易に下げると、原価率が圧迫されて手残りが減ります。価格設定は原価率と利益のバランスで決めるもので、「安くすれば売れる」という発想だけで決めるものではありません。
価格設定の考え方を詳しく知りたい方は、価格設定に関する記事も参考にしてください。
2. セット・トッピングで客単価を底上げする
単品注文だけでなく、ドリンクやトッピングを組み合わせたセットメニューを用意すると、追加の一言で客単価を伸ばせます。「大盛りにしますか?」「ドリンクもいかがですか?」という一言があるかどうかで、同じ客数でも売上は変わってきます。
タケ(13年オーナー)
3. 高単価メニューを1つ用意しておく
全メニューを均一価格にするのではなく、少し高めの主力メニューを1つ用意しておくと、平均客単価の底上げにつながります。安いメニューだけで構成すると、客数を増やしても売上が伸びにくい構造になってしまいます。
リピート・固定客で売上を安定させる
月商100万円を「たまたま」ではなく「毎月」達成するには、新規客だけでなく固定客の存在が欠かせません。
1. 固定客が売上を安定させる理由
新規客だけに頼った売上は、天候やイベントの有無で大きく変動します。一方で固定客がついている状態は、多少の悪天候でも一定の客数を確保できるため、月商の下ブレを防ぐ役割を果たします。
リピーターを増やす具体的な工夫については、リピーター獲得に関する記事にまとめているので参考にしてください。
2. 「顔を覚える」だけでもリピート率は変わる
常連の顔・注文内容を覚えて一言添えるだけでも、次回来店のハードルは下がります。特別な仕組みを作らなくても、接客の積み重ねがリピートにつながるという点は、13年間の現場で繰り返し実感してきたことです。
💡 固定客の考え方
新規集客にコストをかけるより、既存客に「また来たい」と思ってもらう工夫のほうが、少ない労力で売上の安定に直結します。
3. 固定曜日・固定場所の徹底
前述の通り、出店場所を固定化することはリピートの土台になります。「あそこに行けばいつもいる」という状態を作れるかどうかが、固定客化のスタート地点です。
原価と経費を管理して”手残り”を残す
月商100万円は「売上」であって「利益」ではありません。どれだけ売上を伸ばしても、原価と経費の管理ができていなければ手元に残るお金は増えません。
1. 原価率23〜25%を基準に管理する
たこ焼きの原価率は23〜25%が目安です。この水準を超えて原価がかさんでいる場合、仕入れ先の見直しや仕込みロスの削減余地がある可能性が高いといえます。
原価管理の具体的なやり方は、原価管理に関する記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
2. 出店料・ガス代・人件費を「売上の何%か」で見る
経費は金額だけでなく、売上に対する割合で管理することが重要です。出店料が売上の10〜30%を占めるケースもあり、割合で見ないと「売上は増えたのに手残りが減っている」という事態に気づきにくくなります。
⚠️ 見落としがちな落とし穴
売上が伸びると「儲かっている」と錯覚しがちですが、経費も比例して増えていれば利益率は変わっていません。必ず売上に対する経費の割合で確認する習慣をつけましょう。
3. 「売上 − 経費 = 利益」を毎回計算する
基本公式ですが、これを毎回きちんと計算しているかどうかで経営の精度は大きく変わります。月商100万円を達成しても、経費管理が甘ければ手残りは伸びません。逆に、月商80万円でも経費管理が徹底されていれば、手残りで上回ることもあります。
利益率の考え方をさらに深く知りたい方は、利益率に関する記事も参考にしてください。
13年でぶつかった壁と乗り越え方
ここまで「客数×単価×リピート×原価管理」という設計の話をしてきましたが、実際の現場ではこの通りに進まないことのほうが多くあります。
出店場所は繁盛していても、季節や周辺環境の変化で急に客数が落ちることがあります。天候不順が続けば、どれだけリピーターがいても客数そのものが減ってしまう時期もあります。こうした変動要因は、事前に完全に排除することはできません。
タケ(13年オーナー)
だからこそ、出店場所は複数持っておく、メニューは主力と高単価商品の両方を用意しておく、固定客と新規客の両方から売上が入る状態を作っておく、というように依存先を分散させておくことが、変動を乗り越えるための現実的な対策になります。
月商500万円という最高記録も、17日間という短期間で一気に積み上がったものです。裏を返せば、日々の売上は常に一定ではなく、良い条件が重なったタイミングで一気に跳ねるという性質を持っています。だからこそ、平時の設計(客数×単価×リピート×原価管理)をきちんと固めておくことが、跳ねるタイミングを逃さないための土台になります。
📚 月商100万への設計と合わせて読みたい記事
まとめ
- 月商100万円は「客数×客単価×営業日数」に分解して逆算する
- 出店場所の質が売上の8割を決めるため、まず場所選びを最優先にする
- 客単価はセット・トッピング・高単価メニューで底上げする
- リピート・固定客が売上の下ブレを防ぎ、月商を安定させる
- 原価率23〜25%を基準に、経費は「売上に対する割合」で管理する
月商100万円設計の5つの柱
- ✅出店場所の質を最優先で確保する
- ✅客単価をセット販売で底上げする
- ✅固定曜日・固定場所でリピートを作る
- ✅原価率23〜25%を維持する
- ✅経費は売上に対する割合で見る
基本公式は売上 − 経費 = 利益です。月商100万円という数字だけを追うのではなく、手残りがいくら残るかまで設計してこそ、経営として意味のある数字になります。
キッチンカーのお金まわりを総合的に整理したい方は、お金まわり完全ガイドも参考にしてください。また、売上を伸ばす具体策をさらに幅広く知りたい方は、売上を伸ばす完全ガイドもあわせてどうぞ。
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- ② 出店場所リスト(13年で見つけた稼げる場所の探し方)
- ③ 原価表テンプレ(利益を1%上げる原価設計)
著者: ホリイ タケシ(タケ)
たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。









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