この記事で解決できる悩み
- 移動販売を副業で何から準備すればいいかわからない
- 副業が会社にバレないか、車を買って大丈夫か不安
- 失敗しにくい始め方を知りたい
たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円を達成したタケが解説します。移動販売は「始めやすそう」に見えますが、やり方を間違えると失敗します。これまで多くの人が移動販売を始めては消えていくのを見てきました。副業として移動販売を始めようとしている方に、知っておくべき8つの注意点と失敗しにくい始め方をお伝えします。 (→ 関連:キッチンカー副業で失敗しない7つのポイント【13年オーナーが本音解説】)
💡 この記事でわかること
副業で移動販売を始める上での8つの注意点と、タケが実践した失敗リスクを下げる始め方(アルバイト→車を借りて営業→開業)を解説します。
副業で移動販売を始めたい人が知っておくべき8つの注意点
注意点①:いきなり車を買ってはいけない
移動販売の動画やテレビ番組を見て「やってみたい!」という気持ちになるのは良いことです。ただ、その熱量のまま「とにかく車を買いたい」となるのは危険です。
いきなり車を買ってはいけない理由:
- 何も知らない状態では業者に足元を見られ、高い見積もりを出されやすい
- 実際にやってみると「思っていたのと違った」と感じることがある
- 一度車を作ってしまうと、簡単にやめられなくなる
まずは移動販売の実態を知ることが先です。具体的な始め方は後述します。
⚠️ 知識ゼロで車を買うリスク
車両製作費・設備費・初期仕入れを合わせると数十万〜数百万の初期投資になります。「なんとなく始めた」で失敗すると、大きな損失が残ります。知識を積んでから動いてください。
注意点②:自分が売りたい商品ではなく、求められている商品を選ぶ
「このメニューはまだ世の中に出回っていないから売れるかも」という発想は危険です。
売れるかどうかの基準:
- 世の中の人にニーズがあるか
- 一般的に認知されているか
- 定番商品か新奇商品か
移動販売で稼いでいる業者のほとんどは定番商品(たこ焼き・からあげ・焼きそば・クレープなど)を扱っています。知名度のある商品は集客コストが低く、仕事の依頼も来やすいです。
タケ(13年オーナー)
注意点③:営業場所の確保なしに車を作ってはいけない
車と商品が準備できても、営業場所がなければ商売になりません。
営業場所を確保するために動くべきこと
- ✅出店場所のあてを見つけてから車を作る
- ✅保健所の許可が下りるかどうかを先に確認する
- ✅出店したい現場に話をつけておく(交渉中でも情報があることが重要)
「いい車ができた。さて、どこで売ろうか」という順番は間違いです。開業前から並行して出店場所を探す活動をしてください。
注意点④:最初からいい仕事は取りにくい(信用づくりが先)
「副業で移動販売をしてすぐに稼ぐ」は難しいです。
移動販売業界は先行者有利です。実績も信用もゼロの状態では、イベント主催者は仕事をくれません。「この人なら任せられる」という信用を積み上げてから、ようやく良い仕事が来るようになります。
💡 信用は時間をかけて積み上げるもの
どの業界でも同じで、信用がない段階で「仕事をください」と言っても難しい。SNSでの発信・アルバイト経験・小さな出店の実績を積み重ねることが信用になっていきます。
注意点⑤:プロパンガスの調達が難しい
移動販売でプロパンガスを使う場合、ガスを貸してくれる業者を見つけるのが一苦労です。
過去に屋台での事故があったことで、ガス業者が素人に貸すことを嫌がるようになっています。「これから開業します」という段階ではなかなか貸してもらえないという話をよく聞きます。
💡 プロパンガスを使わない商材なら問題なし
カフェ系など電気を使う商材はこの問題に該当しません。ただし電気系の商材は発電機の容量が必要になるため、発電機選びが重要になります。
注意点⑥:車の製作には時間がかかる
「移動販売を始めよう」と思ってから実際に開業するまで、想像より長い時間がかかります。
タケ自身が独立したとき、移動販売車の製作期間は半年以上かかりました。製作業者のスケジュール・設備の手配・保健所の申請などが重なると、計画通りにいかないことが多いです。
⚠️ 「〇月から始めたい」は逆算して動かないと間に合わない
特定のイベントや季節に合わせて開業したい場合は、逆算して半年以上前から動くことが必要です。計画なしに動き始めると、開業が後ろ倒しになり続けます。
注意点⑦:副業禁止の会社にバレる可能性がある
副業解禁が進んでいるとはいえ、まだ副業禁止の会社は多いです。公務員の方は基本的に副業が禁止されています。
バレる主な経路:
- 住民税の金額が変わることで会社に気づかれる(対策:住民税を自分で納付する)
- SNSで発信していて知人を通じてバレる
「絶対バレない」はないです。副業を始める前に就業規則を確認し、リスクを理解した上で判断してください。
注意点⑧:確定申告の準備をする
副業で収入が発生すれば確定申告が必要です。会社にバレたくない場合は住民税を「自分で納付(普通徴収)」に設定することが有効です。
💡 不安なら税務署や税理士に相談を
確定申告や節税の方法は個人の状況によって異なります。正確な情報は税務署(無料で相談できます)や税理士に確認してください。
失敗しにくい始め方:アルバイト→車を借りて営業→開業の流れ
ステップ1:まず移動販売のアルバイトから始める
いきなり開業せず、まず移動販売業者のアルバイトとして経験を積むのが最もリスクが低い始め方です。
タケ自身も、最初はたこ焼き屋でアルバイトしながら週末は移動販売のアルバイトをしていました。
アルバイトから始めるメリット
- ✅移動販売の実態を体験できる(思っていたと違うかどうかが確認できる)
- ✅人とのつながりができる
- ✅信用が積み上がる
- ✅リスクなしに移動販売の現場を経験できる
- ✅週1でアルバイトして日給10,000円なら月4万円・年48万円になる
最初は無給でもお手伝いさせてもらう気持ちで入ると、経験になる機会が多いです。
タケ(13年オーナー)
ステップ2:車を借りて自分で営業してみる
アルバイトを続けていると「移動販売やってみる?」という話が来ることがあります。タケもアルバイトを続けていてこのような声をいただきました。
車を借りて自分で営業することで、アルバイトとは違った経験が積めます。
車を借りて自分で営業するメリット:
- 自分が実際に稼げるかどうかがわかる
- 収支の感覚が身につく
- 開業するかどうかの具体的な判断ができる
ステップ3:実績と自信がついてから開業
アルバイト→車を借りての営業を経て「自分にはできる」という実感が持てた段階で、初めて自分の車を作ることを検討してください。
この流れを踏むことで、ゼロから開業した場合に比べてリスクが格段に下がります。
よくある質問(FAQ)
Q. アルバイトをしてくれる移動販売業者はどうやって見つけますか?
SNSで移動販売業者を探してDMを送るか、地元のイベントで出店している業者に直接声をかけるのが現実的な方法です。「お手伝いさせてほしい」という姿勢で接すると、話が進みやすいです。
Q. 副業として月いくら稼げますか?
出店する日数・場所・商品によって大きく変わります。週1回のアルバイトでも月4万円前後、自分で営業できる段階になれば月10万円以上を目指せます。ただし最初から大きな収入を期待するのは難しいです。
Q. 車の製作費はどれくらいかかりますか?
中古車に自分で設備を取り付ける場合で30〜50万円前後、業者に依頼して新規製作する場合は100〜300万円以上かかることが多いです。自分がどの規模でやりたいかで金額は大きく変わります。
Q. 会社員のまま副業として移動販売を長期間続けることはできますか?
できます。ただし本業との時間のやりくりが課題になります。平日の夜・土日のみの出店から始めて、売上が伸びてきたら専業への移行を検討するという流れが一般的です。
Q. プロパンガスが調達できない場合の代替案はありますか?
電気を使う商材(クレープ・カフェ系など)を選ぶか、焼きそばや炒め物系で電気コンロを使う方法があります。電気系の商材なら最初のガス調達問題を回避できます。
まとめ:副業移動販売は順番を守れば失敗リスクを下げられる
この記事のまとめ
- ✅副業移動販売の8つの注意点:①いきなり車を作らない ②定番商品を選ぶ ③営業場所を先に確保 ④信用を先に作る ⑤ガス調達は難しい ⑥車の製作には時間がかかる ⑦副業禁止の会社にバレる可能性 ⑧確定申告の準備
- ✅推奨の始め方:アルバイト→車を借りて営業→開業の順番
- ✅いきなり車を買うのは最もリスクが高い始め方
- ✅アルバイトで月4万円、自分で営業できれば月10万円以上を目指せる
- ✅「まずは知ることから」という姿勢が失敗リスクを下げる
副業で移動販売を始めること自体は否定しません。むしろ良い選択肢のひとつです。ただし「知らずに始めて失敗する人」を多く見てきた立場から、順番を守ることを強くすすめます。
タケ(13年オーナー)

