たこ焼き移動販売(キッチンカー)を開業するための18ステップ|13年プロが順番通りに解説

目次

この記事で解決できる悩み

こんなお悩み、ありませんか?

  • たこ焼きの移動販売を開業したいけど何から始めればいいかわからない
  • 開業までの手順と順番を知りたい
  • 失敗しないために事前に何を準備すべきかを知りたい
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タケ
13年オーナー

たこ焼きの移動販売を13年、最高月商500万円までやってきました。開業は「何を・どの順番で」やるかで、かかる時間もお金も大きく変わります。僕が実際に踏んだ手順を18ステップに整理しました。

たこ焼きキッチンカーの開業は、正しい順番で進めれば未経験からでも形にできます。この記事の18ステップが、そのまま開業までの地図になります。

この記事を読めば、次のことがわかります。

  • 開業までにやること全18ステップの全体像
  • つまずきやすい手続き・資金の順番
  • 未経験から失敗を避ける進め方

それでは、最初のステップから見ていきましょう。

開業前に知っておくべきこと

「移動販売をはじめたい!」という気持ちが固まる前に、まず移動販売のメリット・デメリットを正確に知っておいてください。

開業してから「思っていたのと違う」と感じても、既に数百万円の初期投資をした後ではリカバリーが難しくなります。

また移動販売で失敗する人には共通のパターンがあります。失敗しやすい8つの特徴を知っておくだけで、同じ失敗を避ける確率が上がります。(関連記事:移動販売で失敗する人の8つの特徴)


たこ焼き移動販売の開業18ステップ

ステップ1:とにかくたこ焼きを食べる

まず最初にやることは「たこ焼きを食べまくること」です。

なぜかというと、いろんなたこ焼きを食べることで「自分がどんなたこ焼きを作りたいか」が具体的になるからです。

  • カリカリなのか、とろとろなのか、ふわふわなのか
  • 大きいのか、小さいのか
  • 中身はたこなのか、牛なのか、エビなのか

本当にたこ焼きが好きかどうかも、実際に食べてみれば確認できます。「食べてみたら実はそこまで好きじゃなかった」では困ります。

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タケ(13年オーナー)

大阪のたこ焼き有名店を食べ歩くことを特にすすめる。自分がどんなたこ焼きを作りたいかというイメージを作る上で、有名店のものを実際に食べるのが一番早い。

💡 この記事でわかること

この記事でわかることを、先に3つ挙げておきます。

  • 迷わず進める開業18ステップの全体像という結論
  • 開業費用の実例(合計約400万円)と自分の反省
  • つまずきやすいポイントを実体験から解説

ステップ2:計画を立てる

「やる」と決めたら、計画を立ててください。

具体的に決めること:

  • いつから準備を始めるか
  • いつまでに開業するか(ゴールを決める)
  • 誰と運営するか(1人か、週末だけ2人か)
  • どんな車にするか
  • なぜやるのか(最も重要)

「なぜやるのか」という理由が1番大切です。理由が明確であるほど、困難なときに踏ん張れます。不純な動機でも構いません。まず決めることが重要です。

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タケ(13年オーナー)

僕がたこ焼き屋を始めた理由は「スキー場で出店しながらスノーボードができる生活がしたい」という、かなり不純な動機だった。でも目標が明確だったから準備中に迷わずに済んだ。

ステップ3:移動販売の本でイメージを膨らます

開業前の情報収集として本は有効です。

  • どんな車にするか
  • どこで営業するか
  • どんな商品で始めるか

これらのイメージを作るのに本は役立ちます。タケ自身も開業当初にたくさんの本を読み、今の経営に良い影響を受けています。


ステップ4:資金を準備する

移動販売を始めるには開業資金が必要です。資金の調達方法としては:

  • 自己資金
  • 家族・友人から借りる
  • 日本政策金融公庫での融資
  • クラウドファンディング

タケの開業時の費用(実例):

項目 費用
車両費 約250万円
たこ焼き機材 約100万円
営業許可証 16,000円
運転資金 約50万円
合計 約400万円

⚠️ 初期費用はできるだけ抑えるべき

タケ自身は開業当初に機材にこんなに初期費用をかける必要はありませんでした。今思うとリスクが高すぎました。初期費用は全部合わせて300万円程度で収めることを目標にすることをおすすめします。


ステップ5:SNSで発信を始める

開業前からSNS・ブログで発信することをおすすめします。

なぜかというと、開業前から発信することで「開業していないのにファンができる」からです。

発信を見ている層には以下が含まれます:

  • お客さん(未来のお客さん)
  • 同業者(横のつながり)
  • イベント主催者(依頼者)

発信し続けることが信用につながり、仕事を呼び込みます。

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タケ(13年オーナー)

開業前からブログとFacebookで発信し続けていた。開業後しばらくして「前からずっと見てました」というお客さんが来てくれた時は本当に驚いた。発信は開業してから始めるのでは遅い。

ステップ6:焼けるようになる

たこ焼き屋を始めるには、たこ焼きを焼けるようにならなければなりません。

修業の方法としては:

  • たこ焼き店でアルバイトをする
  • 移動販売業者のお手伝いをさせてもらう

タケの場合は「たこ焼き屋になる!」と決めた1週間後には某たこ焼き店でアルバイトを始めました。


ステップ7:つながりを作る

移動販売は「村」のような業界で、横のつながりが非常に重要です。

つながりを持つことで:

  • 業界の情報が入ってくる
  • 仕事をもらえることがある
  • 良い出店先を紹介してもらえることがある

タケ自身も開業当初は横のつながりからお仕事をいただくことが多かったです。

名刺を作っておいてください。仕事の依頼が来ることがあります。


ステップ8:食品衛生責任者の資格を取得する

たこ焼きの移動販売をやるには「食品衛生責任者」の講習を必ず受ける必要があります。

面倒な手続きは早めに終わらせることが鉄則です。都道府県の食品衛生協会が主催する講習を探して、スケジュールに組み込んでください。


ステップ9:ガスボンベを確保する

移動販売のたこ焼き器は基本プロパンガスを使います(電気は火力が弱いため)。

ガスボンベの確保方法:

  • 直接ガス屋さんに電話する
  • 同業者から紹介してもらう

スムーズに確保できるのは同業者からの紹介です。

💡 ガス屋さんの新規受け入れは難しくなっている

タケは知人にガス屋がいたため問題なく購入できましたが、現在は多くのガス屋が新規客を受け入れ難しい状況です(事故リスクの観点から)。ひたすら探すしか方法はないので、早めに動いてください。


ステップ10:移動販売を体験する

開業前に何度か移動販売のお手伝いをさせてもらってください。

体験することで現場の実情がわかります。また出店している場で顔を覚えてもらえると、開業後に挨拶回りをした際に仕事をいただけることもあります。

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タケ(13年オーナー)

開業時に名刺を持って現場で挨拶回りをしたら仕事をもらえた。体験中から顔を覚えてもらっていたことが大きかった。

ステップ11:商品を決める

自分がどんなたこ焼きを作るかを固めます。

決めること:

  • 食感(カリカリ・とろとろ・ふわふわ)
  • 大きさ
  • 中身(たこ・牛・エビなど)
  • ソース・トッピング

ステップ1でたくさん食べた経験をもとに、自分が作りたいたこ焼きを具現化してください。


ステップ12:移動販売車を製作する

移動販売の製作は最も時間がかかるステップです。業者によって仕上がりが全く違います。

製作方法の選択肢:

  1. 移動販売製作業者に依頼する
  2. 中古車を購入する
  3. 自作する
  4. 移動販売を営んでいる人に作ってもらう

タケの経験:

1台目は移動販売製作業者に依頼しましたが、問題が続きました。

  • 完成の期日を守らない(約束の期日から半年遅延)
  • 不良箇所が出てくる

期日に合わせて仕事も辞めていたため、非常に困りました。

⚠️ 製作期間は余裕を持たせる

半年以上遅延することも移動販売業界では珍しくありません。製作業者との契約書を事前に確認し、完成期日に余裕を持ったスケジュールを組んでください。「この日に辞めてこの日から動く」という計画は危険です。

2台目は移動販売を営んでいる方に作ってもらい、1台目より50万円以上安く収まりました。知人・同業者ネットワークで製作できる人を探すことも選択肢として持っておいてください。


ステップ13:保険に加入する(必須)

車が完成したらすぐ保険に加入してください。入るべき保険は2種類です。

①損害保険(任意保険)

自動車保険です。移動販売車と乗用車の2台持ちになることが多いため、保険料を抑える工夫が重要です。複数の保険会社を比較することで、同じ補償内容でも費用を抑えられます。タケは保険を比較することで年間5万円以上浮かせました。

②PL保険(生産物賠償責任保険)

食中毒や、看板・のぼりでお客さんに怪我をさせた場合の補償保険です。保障額は1億円程度を目安にしてください。

⚠️ この2つの保険は必ず加入する

保険に入らずに万が一の事故が起きた場合、廃業レベルのダメージになります。車が完成した時点でまず保険の手続きをしてください。


ステップ14:出店場所を確保する

移動販売は出店場所がなければ仕事できません。特に開業当初は平日の出店場所を確保することが重要です。

1ヶ月のうち:

  • 平日:約17日
  • 土日:約8日

月の日数は平日の方が圧倒的に多いです。土日だけ出店していると月の半分以上は休んでいることになります。平日に固定出店先を確保することが安定収入の基本です。

💡 出店場所の探し方は別記事で詳しく解説

出店場所の探し方については「移動販売の出店場所の探し方」の記事を参考にしてください。軒先ビジネス・ジモティー・SNS・同業者ネットワーク・商工会など7〜8つの手法があります。


ステップ15:機材を購入して練習する

修業先と自分が実際に使う機材が違う場合は、必ず自分の機材で練習してください。

機材が違えば使い勝手が変わります。修業先と同じように焼けていても、自分の機材では最初は感覚が違います。

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タケ(13年オーナー)

某大手たこ焼き店で修業した期間が長かったが、実際に使う機材が違ったので最初はなかなか慣れなかった。少しの違いが大きな違和感を生む。本番と同じ機材で練習することが大事。

たこ焼き屋に必要な機材については「たこ焼き屋を開業するときに必要な道具16個まとめ」の記事を参考にしてください。


ステップ16:仕入れ先を確保する

開業前に仕入れ先を確保しておきましょう。開業後は現場対応でバタバタするため、それどころではなくなります。

良い仕入れ先の条件:

理想の仕入れ先3条件

  • 自分が仕入れ場所に行かなくて良い(配達してくれる)
  • まとめて大量注文できる
  • 売掛け対応してくれる

「出店しながら仕入れをする余裕がない」というのが現実です。できるだけ自分が動かなくていい仕組みを作ることが、開業後の運営をラクにします。


ステップ17:営業許可証を取得する

以下の3つが揃ったら保健所へ行って営業許可証を取得できます。

  • 商品(何を売るか)が決まっている
  • 車(キッチンカー)が完成している
  • 食品衛生責任者の資格を取得している

💡 事前に検便の確認をしておく

保健所によっては検便提出が義務化されているところとそうでないところがあります。事前に電話で確認しておいてください。検便が必要な場合は先に提出しておくと手続きがスムーズです。


ステップ18:開業届を出す

最後のステップは管轄の税務署への書類提出です。

提出が必要な書類:

  • 開業届(開業・廃業等届出書)
  • 青色申告承認申請書(青色申告をする場合)
  • 青色事業専従者給与に関する届出(家族への給与を経費にする場合)

白色申告をする場合は、開業届のみの提出で問題ありません。

これで18ステップがすべて完了です。


よくある質問(FAQ)

Q. 18ステップをすべて終わらせるのにどのくらいかかりますか?

人によって異なりますが、計画立案から開業まで6ヶ月〜1年が現実的な期間です。特に移動販売車の製作が最も時間がかかる工程で、業者によっては大幅に遅延することもあります。余裕を持ったスケジュールが重要です。

Q. 資金が300万円に満たない場合はどうすればいいですか?

日本政策金融公庫など公的機関の融資制度があります。開業実績がない段階でも融資を受けられる制度があるため、検討してください。また中古のキッチンカーを利用することで初期費用を抑えられます。

Q. 開業前に副業として移動販売を試すことはできますか?

おすすめです。最初から専業で始めるよりも、副業として週末だけ出店する形で感覚を掴んでから本格開業する方がリスクを抑えられます。

Q. 18ステップは必ずこの順番でやらないといけませんか?

おおむねこの順番で進めることをおすすめします。特にステップ8(食品衛生責任者)はどのタイミングでも受講できますが、ステップ12(車の製作)→ステップ17(営業許可証)の順番は変えられません。保健所での営業許可証取得には車の完成が必須です。

Q. 仕入れ先の確保が難しい場合はどうすればいいですか?

業務用スーパー・業務用食品問屋・食材宅配サービスなど複数の仕入れ方法があります。最初から1社に絞らず、複数の仕入れ先を確保しておくことでリスクを分散できます。


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まとめ:18ステップを順番通りに進めれば迷わない

たこ焼き移動販売を開業するための18ステップ

  • ①とにかくたこ焼きを食べる(どんな商品を作りたいかのイメージ作り)
  • ②計画を立てる(いつから・なぜやるのか)
  • ③本でイメージを膨らます
  • ④資金を準備する(目安:300万円)
  • ⑤SNSで発信を始める(開業前から)
  • ⑥焼けるようになる(修業・アルバイト)
  • ⑦つながりを作る(横のネットワーク)
  • ⑧食品衛生責任者を取得する
  • ⑨ガスボンベを確保する(早めに動く)
  • ⑩移動販売を体験する
  • ⑪商品を決める
  • ⑫移動販売車を製作する(期日に余裕を持つ)
  • ⑬保険に加入する(損害保険・PL保険)
  • ⑭出店場所を確保する(平日が重要)
  • ⑮機材を購入して練習する(本番と同じ機材で)
  • ⑯仕入れ先を確保する
  • ⑰営業許可証を取得する
  • ⑱開業届を出す

18ステップをひとつひとつ進めていけば、開業への道筋は必ず見えてきます。迷ったらこの順番に戻ってください。

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タケ(13年オーナー)

開業当初は「何をどの順番でやればいいかわからない」という状態だった。この18ステップを実際にやってきて今がある。1つ1つは大変でも、終わらないステップはない。焦らず順番通りに進めていけば、必ず開業できる。

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この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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