キッチンカーの営業許可の取り方を5ステップで解説【費用・書類まとめ】

こんなお悩み、ありませんか?

  • 営業許可はどこで、どうやって取ればいい?
  • 申請の手順・必要書類・費用と期間が知りたい
  • 2021年の食品衛生法改正で何が変わった?
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タケ(13年オーナー)

保健所って身構えちゃうよね。でも事前相談を丁寧にやれば、ほとんどの不安はそこで解消できる。怖がらなくて大丈夫だよ。

事前にちゃんと相談しておけば、営業許可は保健所への訪問1回でも取れます。

💡 この記事でわかること

この記事でわかることを、先に3つ挙げておきます。

  • 事前相談で訪問1回でも取れるという結論
  • 営業許可の5ステップと費用・期間の目安
  • 検査で細かく見られた2つのチェックポイント

たこ焼きキッチンカー13年目オーナーのタケです。最高月商500万円の経験をもとに、営業許可の取り方を5ステップと、現場で経験した検査のチェックポイントまで解説します。


目次

キッチンカーに必要な「食品営業許可」とは

キッチンカーに必要な「食品営業許可」とは

*Photo by dilbar sandhu on Pexels*

結論から言うと、キッチンカーで食品を売るには「食品営業許可」が必須です。

なぜなら、許可なしで食品を販売すると食品衛生法違反になるからです。許可の取得先は管轄の保健所で、車両1台ごとに申請します。

例えば、たこ焼きを1個でも売るなら、この許可がなければアウトです。逆に言えば、この許可さえ取れば堂々と営業できるので、開業準備の中でも最重要の手続きになります。

2021年食品衛生法改正で何が変わったか

2021年6月1日に食品衛生法が改正されました。旧来の許可区分が再編され、キッチンカーの許可は「飲食店営業」に統合されています。

項目 改正前 改正後
給水タンク 都道府県ごとに異なる 200L以上が基本基準
シンク 1槽以上 2槽以上(都道府県による)
許可の有効期間 5年 5〜8年(都道府県による)
許可区分 業種ごとに細分化 飲食店営業に統合

改正により全国で設備基準が標準化された反面、給水タンクの容量要件が厳しくなりました。開業前に必ず管轄保健所で最新基準を確認することが重要です。


営業許可を取得する5つのステップ

営業許可を取得する5つのステップ

*Photo by Markus Spiske on Pexels*

結論から言うと、営業許可は「商品決定→事前相談→設備準備→申請→検査合格」の5ステップで取れます。

なぜこの順番が大事かというと、商品によって必要な設備が変わり、設備が基準を満たさないと検査で通らないからです。順番を守れば、ムダな改修コストを避けられます。具体的に見ていきましょう。

1. 販売する商品と調理工程を決める

まず取り扱う商品と調理工程を確定させます。理由は、調理内容によって必要な設備がまったく変わるからです。

  • たこ焼き・焼きそば・クレープなど「焼き系」:加熱調理設備が必要
  • ソフトクリーム・ドリンク系:冷却設備が必要
  • キッチンカー内で仕込みを行う場合:3槽シンクと200L以上の給排水タンクが必要

経験から言うと、ここを曖昧にしたまま車を買うのがいちばん危険です。後から「この商品はこの設備じゃダメ」と言われると、改修に数万〜十数万円かかります。

2. 保健所に事前相談する

車両を購入する前に、管轄の保健所に相談することを強くおすすめします。後から設備を改修するコストは数万〜十数万円に及ぶため、先に基準を把握しておくことが必須です。

正直に話すと、保健所の電話対応は本当に親切でした。 事前相談の電話で聞きたいことを全部聞いたら、ほとんどの疑問がその場で解決したんです。おかげで、後述するように訪問は1回で済みました。

相談時に伝える内容:

  • 販売予定の商品
  • 調理工程の概要
  • 車両のサイズ・タイプ
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タケ(13年オーナー)

保健所って怖いイメージあるけど、相談する分にはめっちゃ親切。わからないことは電話でどんどん聞いちゃっていいよ。

3. 車両と設備を整える

設備の最低基準(目安):

  • シンク:2槽以上(都道府県による)
  • 給水タンク:200L以上
  • 排水タンク:給水量の1.2倍以上
  • 手洗い設備:シンクとは別に設置
  • 冷蔵・冷凍庫:食品保管用

事前相談で聞いた基準どおりに整えておけば、検査でつまずく可能性はグッと下がります。

4. 必要書類を揃えて申請する

必要書類リスト:

  1. 営業許可申請書
  2. 施設の構造・設備の概要図(平面図)
  3. 食品衛生責任者の資格証明書
  4. 車検証のコピー
  5. 申請手数料(15,000〜25,000円程度、自治体による)

食品衛生責任者の資格は、6時間程度の講習で取得できます。費用は8,000〜12,000円程度です。資格の取り方は別記事で詳しく解説しています。

キッチンカーに必要な資格は?食品衛生責任者の取り方を3ステップで解説【費用・日数】

5. 検査に合格して許可証を受け取る

申請後、保健所が車両を最終検査します。合格すれば食品営業許可証が発行されます。申請から許可証の受け取りまでは、一般的に2〜4週間かかります。

事前相談で疑問をつぶしておいたおかげで、保健所への訪問は検査の1回だけで完了しました。次の章で、その検査で実際にチェックされたポイントを共有します。


【体験談】保健所の検査で実際にチェックされた2つのポイント

保健所の検査で実際にチェックされたポイント

*Photo by 何 夏 on Pexels*

ここからは、ネットの一般論ではなく、13年やってきた中で実際に経験した「検査の現場」の話をします。

結論から言うと、最近のトラック型キッチンカーで特に細かく見られるのは「網戸」と「水タンクの配管」の2つです。

ポイント1:網戸(サッシへの設置)をしつこく確認される

なぜなら、虫の侵入を防ぐことが食品衛生の基本だからです。最近のトラック型のキッチンカーでは、サッシ部分への網戸の設置をしつこく確認されます。

例えば、調理スペースに虫が入らないよう、開口部にちゃんと網戸がついているか。これを担当者がじっくりチェックしてくるんです。「あって当たり前」と思っていると、設置が甘くて指摘される人もいます。

なので、トラック型を準備している人は、網戸がサッシにしっかり設置されているかを申請前に必ず確認しておきましょう。

ポイント2:水タンクの「専用ライン」が実際に使えるか細かく見られる

水タンクについても、ただ容量があればいいわけではありません。専用ラインがちゃんとタンクまで届いているか、実際に使える状態かを細かくチェックされます。

例えば、給水タンクから蛇口まで配管がきちんとつながっていて、本当に水が出るか。手洗い用の水がちゃんと供給されるか。形だけ設備を載せていても、「実際に機能するか」まで見られるんです。

なので、検査前に実際に水を流して、すべての蛇口・手洗いが使えるかをテストしておいてください。ここで動かないと、その場で指摘されて再検査になりかねません。

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タケ(13年オーナー)

網戸と水回りは本当によく見られる。検査前に一回ぜんぶ水を流して、ちゃんと使えるか自分でチェックしておくと安心だよ。

正直、担当者によって細かさが大きく変わる(運の要素もある)

最後に正直な話を1つ。検査の細かさは、担当者によって大きく違います。 ここははっきり言って運の要素があります。

サラッと終わる担当者もいれば、細部までみっちり見る担当者もいる。これは13年見てきた率直な実感です。だからこそ、どんな担当者に当たっても通るように、基準は余裕を持ってクリアしておくのがいちばんの対策になります。厳しい人に当たっても焦らず対応できるよう、準備は手を抜かないでください。


申請にかかる費用の目安

申請にかかる費用の目安

*Photo by Matheus Bertelli on Pexels*

結論から言うと、営業許可まわりの費用は25,000〜40,000円程度が目安です。

項目 費用の目安
食品衛生責任者講習 8,000〜12,000円程度
営業許可申請手数料 15,000〜25,000円程度
合計 25,000〜40,000円程度

手数料は都道府県によって大きく異なります。申請手数料以外に車両改造費が発生する場合もあります。自分で車両を改造して設備を整える場合は、別途数十万円かかるケースもあります。

実感として、許可そのものの費用より、設備を基準どおりに整える費用のほうがずっと大きくなりがちです。事前相談で基準を確認して、改修コストを最小限に抑えるのが賢いやり方です。


注意点:失敗しないための3つのポイント

注意点:失敗しないための3つのポイント

*Photo by 何 夏 on Pexels*

結論から言うと、営業許可で失敗しないコツは「出店場所・都道府県差・更新」の3点を押さえることです。

なぜなら、許可を取った後につまずく人が多いのがこの3つだからです。順番に解説します。

1. 出店場所ごとに別の許可が必要な場合がある

食品営業許可は車両に紐づくものですが、出店場所によっては別途、道路使用許可や公共施設の使用許可が必要になります。

13年やってきて気づいたのは、許可より「どこで売るか」のほうが売上を左右するということ。出店場所の話は以下も参考にしてください。

移動販売の場所代(出店料)の相場は売上の10〜30%

2. 都道府県をまたぐ場合は設備基準の違いに注意

設備基準の細部は都道府県ごとに異なる場合があります。複数の都道府県で営業する予定がある場合は、それぞれの保健所で基準を確認しましょう。前述のとおり、担当者による差もあるので、移動先では改めて相談しておくと安心です。

3. 更新忘れは無許可営業になる

許可証の有効期間が切れた状態での営業は食品衛生法違反になります。満了の2〜3ヶ月前から更新手続きを始めると余裕を持って対応できます。営業に夢中になっていると更新を忘れがちなので、カレンダーに入れておくのがおすすめです。

(→ 関連:たこ焼きの焼き方を13年プロが解説|丸くするコツと3工程の全手順【外カリ中とろ】

(→ 関連:キッチンカーをDIY自作する方法と費用|セルフビルド5ステップ【13年オーナー】

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タケ(13年オーナー)

更新は本当に忘れがち。許可証をもらった日に、スマホの予定に「○年後に更新」って入れておくと安心だよ。

キッチンカーの営業許可に関するよくある質問

キッチンカーの営業許可に関するよくある質問

*Photo by dilbar sandhu on Pexels*

最後に、営業許可についてよく聞かれる質問をまとめます。

Q1. 保健所には何回も行く必要がありますか?

事前相談をしっかりやれば、訪問は1回で済むこともあります。事前に電話で疑問をつぶしておいたので、保健所への訪問は検査の1回だけでした。電話相談を活用するのがコツです。

Q2. 検査で特に見られるポイントは?

最近のトラック型では、網戸の設置と、水タンクの専用ラインが実際に使えるかが細かく見られます。検査前に水を流して全部使えるか確認しておきましょう。

Q3. 検査の厳しさは毎回同じですか?

正直、担当者によって細かさが大きく変わります。運の要素もあるので、どんな担当者でも通るように基準は余裕を持ってクリアしておくのが対策です。

Q4. 費用はトータルでいくらかかりますか?

許可関連は25,000〜40,000円程度が目安です。ただし車両の設備を整える改修費は別で、数十万円かかることもあります。

Q5. 申請から許可まで何日かかりますか?

一般的に2〜4週間です。オープン予定日から逆算して、早めに手続きを始めてください。


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タケ(13年オーナー)

ここまで読んでくれてありがとう!最後にポイントをまとめたので確認してね。

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まとめ:事前相談を制する者が営業許可を制する!

今回はキッチンカーの営業許可の取り方を解説しました。要点を整理します。

  • 取り扱い商品と調理工程を先に決める(設備要件が変わるため)
  • 車両購入前に保健所へ事前相談する(電話対応は親切。疑問は全部つぶせる)
  • 設備基準をクリアした車両を準備する(シンク2槽・給水200L以上が基本)
  • 必要書類を揃えて申請する(食品衛生責任者資格の取得を忘れずに)
  • 検査では網戸と水タンクの配管が細かく見られる(実体験)
  • 担当者によって厳しさが変わるので、基準は余裕を持ってクリアしておく
  • 申請から取得まで2〜4週間を見込む(オープン日から逆算)

申請にかかる費用は25,000〜40,000円程度が目安です。

13年やってきて思うのは、事前相談を丁寧にやった人ほどスムーズに許可が取れるということ。僕も電話相談のおかげで訪問1回で終わりました。怖がらず、保健所をどんどん頼ってくださいね。

詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

キッチンカーに必要な資格は?食品衛生責任者の取り方を3ステップで解説【費用・日数】

キッチンカー開業届の出し方を5ステップで解説!必要書類・費用・青色申告のメリットまで【完全版】

この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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