移動販売で開業1ヶ月目から黒字になれた理由【修業・自分を売る・人とのつながり】

目次

この記事で解決できる悩み

  • 移動販売を始める前にどんな準備をすればいいか知りたい
  • 開業してすぐに仕事を取るにはどうすればいいか
  • 修業は本当に必要なのか
  • 人脈がない状態から移動販売を始めるにはどうすればいいか

たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円を達成したタケが解説します。移動販売は開業後の最初の1〜3ヶ月が最も大変な時期です。タケは開業初月から黒字スタートできましたが、それは偶然ではなく開業前の準備があったからです。この記事ではその準備の内容を解説します。 (→ 関連:移動販売で開業6ヶ月目に1日売上20万円を達成した5つのコツ

💡 この記事でわかること

開業1ヶ月目から黒字になれた理由を修業期間自分を売ることキッチンカー見学人とのつながりの4つで解説します。


開業初月から黒字になれた理由は「開業前の準備」

移動販売を開業する前に、タケには3つのことがありました。

  1. ラーメンの移動販売で修業した経験
  2. 開業前から業界の人たちへの挨拶回りをしていた
  3. 先輩業者との人のつながりがあった

これらはすべて「開業前」に作ったものです。

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タケ(13年オーナー)

「開業してから仕事を探せばいい」と思っていると、最初の1〜3ヶ月が本当に苦しくなる。開業前から動いているかどうかで、立ち上げ期の差が大きくなる。

①修業期間の重要性

移動販売を始めると決めたとき、「どうやって始めたらいいかわからない」という状態でした。

移動販売をしている友人に聞いてみると、その友人の知人を紹介してもらえることになりました。友人と直接仕事をすることも選択肢でしたが、身近な関係だと自分がルーズになると思い、友人の知人の方にお世話になることにしました。

その方はセミナーも開催しており、まず学びに行きました。ただ頭で理解していることと実際にやってみることは違います。その後「移動販売を体験してみませんか」とお声がけをいただき、修業させてもらうことになりました。


ラーメンの移動販売で修業

修業した商材はラーメンでした。

💡 修業の商材はなんでもいい

タケはたこ焼き屋として開業しましたが、修業はラーメンの移動販売でした。商材よりも「移動販売がどういうものか」を体で理解することが目的です。修業できる機会があれば商材は問いません。

修業の条件:

  • 牽引車・販促物(タペストリーなど)はレンタル
  • 仕入先・商材は用意してもらった
  • 値段は相談しながら自分で決める
  • 現場(出店場所)は用意してもらった
  • 仕入れ等の支払いは自分たち
  • 利益は折半
  • 牽引車を引くためのヒッチメンバーはこちらで用意(約10万円)

この条件のもと修業させてもらいました。


ラーメン移動販売のデビュー戦は24時間テレビ

最初の出店は24時間テレビでした。当時27歳。「24時間寝ずに働くのか」と思い込んでいましたが、実際の営業時間は10時〜17時でした。勘違いだったわけですが、それでも24時間働くつもりで望もうとしていたのが当時の自分でした。

土日2日間のイベントでほぼ徹夜でした。若さで乗り切りましたが、今はできる気がしません。

結果:両日ともに売上20万円以上

数字だけみれば最高の結果でしたが、実際は赤字でした。

来場者がさらに来ることを見越して仕入れを過剰にしてしまい、その仕入れ代がかさんで赤字になりました。

⚠️ 仕入れを過剰にすると売れても赤字になる

自分一人の事業だったら相当なダメージでした。修業という形で関わっていたからこそ最小限のダメージで収まりました。この失敗から、仕入れを綿密に計算することを徹底するようになりました。

この失敗を活かして仕入れの計算を改善した結果、「食材が残り2杯の時点で完売」というくらい計算通りに近づけることができるようになりました。実践で学んだからこそ身についた感覚です。


修業で学んだこと

ラーメンの移動販売を経験して学んだことは数え切れません。

  • トッピングのどう組み合わせるか
  • 麺を最高の状態で出すためのタイミング
  • 寒い時期に温かい状態のまま提供する方法
  • 何人体制で出店するか
  • 店内の配置とオペレーションの作り方
  • POPの作り方と見せ方
  • 何杯ずつ作るかのペース配分
  • 風対策の方法

移動販売の商材がラーメンでも、すべての経験がその後のたこ焼き移動販売に活きました。


②まずは自分を売る

「自分を売る」とは、出店先の人や業界の人たちに自分のことを覚えてもらう活動です。

仕事を頼む立場からすると、知らない人より知っている人に仕事を振ります。知っているだけでなく「信用・信頼」があるからです。

ラーメン移動販売の修業中、毎週ではないため休みの日は先輩業者の出店先に見学に行っていました。その場で名刺を持って挨拶回りをしていました。

挨拶のセリフ:

「ラーメンの移動販売やってます、堀井(タケ)です。よろしくお願いします。今後たこ焼き・ラヂオ焼きの移動販売をやりたいんです。」

業界は40〜50代の先輩が多く、飛び込みで話しかけるのは勇気がいります。ただ「ラーメン屋の修業をしている」という立場があることで、挨拶しやすい雰囲気がありました。

毎回同じ先輩方のところに挨拶に行くと、名前を覚えてもらえます。この積み重ねが、開業後の仕事につながりました。


たこ焼きイベントで自分を知ってもらう

開業前に個人的にたこ焼きイベントを何度か開催しました。

想像以上の反応で、「たこ焼きパーティー」という形で30人以上が集まりました。今でもそのときの参加者がお店に来てくれています。また、その方々のつながりで多くの新しいお客さんにも来ていただきました。

💡 ブログ・SNSも並行して活用する

リアルの挨拶回りと並行して、ブログやSNSで自分の移動販売への取り組みを発信することも有効です。リアルで会った人が後からネットで調べたときに見てもらえると、信頼度が上がります。


③キッチンカーを見学して学ぶ

ラーメンの移動販売の出店がない週は、先輩方の出店先に学びに行っていました。

見ていたポイント:

  • どんな場所で出店しているか
  • どんな商品を売っているか
  • 店の見せ方はどうなっているか

見るだけでなく話を聞けたことが大きな財産になりました。

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タケ(13年オーナー)

先輩方の出店先に見学に行くのは、教科書より実践的な学びが得られる。どんな場所で出店しているか・どう見せているか・何を気をつけているかを直接聞ける機会は貴重。後々その方々から開業してからお仕事もいただけた。

④人とのつながりを大切にする

ここまで解説してきたことに共通するのは「人のつながり」です。

タケが開業してから最初の頃にいただいた仕事は、すべて人のつながりから来たものでした。直接営業してアポを取るような行動はしていませんでした。

それでも仕事が生まれたのは、開業前から積み上げてきた人とのつながりがあったからです。

つながりが仕事になる流れ:

  1. 修業先・見学先で先輩業者と知り合う
  2. 毎回挨拶して名前を覚えてもらう
  3. 自分の商材(今後たこ焼きをやりたい)を伝える
  4. 開業後に仕事を紹介してもらえる

⚠️ つながりは一朝一夕では作れない

開業してから「人脈を作ろう」と動き始めると、すぐには仕事につながりません。開業前から動き始めることで、開業のタイミングに合わせてつながりが仕事になります。


よくある質問(FAQ)

Q. 修業先はどうやって探せばいいですか?

移動販売業者のセミナー・勉強会への参加・SNSやブログで発信している移動販売業者への問い合わせ・地域の移動販売業者への直接の問い合わせが主な方法です。まずは同じ商材の業者でなくていいので、「移動販売がどういうものか体験できる場所」を探してみてください。

Q. 修業期間はどのくらい必要ですか?

タケのラーメン修業の例では、週1〜2回のペースで数ヶ月間でした。商材を覚えることよりも「移動販売の仕組みと現場感覚を理解すること」が目的なので、期間より経験の密度が大切です。「自分でできる」という実感が持てるくらいの経験があれば、開業に進めます。

Q. 人脈がゼロの状態から始める場合はどうすればいいですか?

移動販売の業界は比較的横のつながりが開放的です。先輩業者の出店先に見学に行って挨拶するところから始めてみてください。名刺を持参して「移動販売を始めようとしています。見学させてください」と声をかけると、多くの場合快く話を聞いてもらえます。

Q. 開業前にSNSを始めたほうがいいですか?

できれば開業前から始めることをすすめます。開業前からの発信は「準備をしている過程」が見えるため、共感を得やすい傾向があります。開業した時点でフォロワーがいれば、最初の集客の後押しになります。

Q. 挨拶回りのとき名刺を渡しても迷惑ではないですか?

移動販売業者の方々は同業者・後輩業者の挨拶を歓迎している場合が多いです。ただしイベントの出店中は忙しい場合があるため、暇な時間帯(開場前・閉場後・空いている時間)を見計らって声をかけることをすすめます。


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まとめ:開業後の黒字は開業前の行動で決まる

開業前にやっておくべき準備チェックリスト

  • ①修業先を探して移動販売の現場感覚を体で覚える
  • ②先輩業者の出店先を見学して出店場所・商品・見せ方を学ぶ
  • ③名刺を作って業界の人たちに挨拶回りをする
  • ④自分の商材・今後のビジョンを覚えてもらう
  • ⑤ブログ・SNSで自分の取り組みを発信して認知を広げる
  • ⑥先輩業者との関係を開業後も大切にする

開業後の立ち上げがうまくいくかどうかは、開業前の行動量が大きく影響します。

「開業してから考えよう」ではなく、開業前から修業・挨拶・人のつながりを積み上げておくことで、開業した日から動ける状態を作ることができます。

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タケ(13年オーナー)

修業しなかったらどうなっていたか。人脈がなかったらどうなっていたか。どちらも開業後の立ち上げに直結していた。準備の差が開業後1〜2年の差になる。開業前の時間を使い倒してほしい。

この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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