キッチンカーの年収はいくら?売上から手取りまで13年オーナーが本音解説【保存版】

キッチンカーの年収はいくら?売上から手取りまで13年オーナーが本音解説【保存版】

*Photo by Tim Samuel on Pexels*

目次

この記事で解決できる悩み

  • キッチンカーで実際いくら稼げるのか、具体的な数字が知りたい
  • 売上はあっても手元にいくら残るのかがわからない
  • 会社員を辞めて本当に食べていけるのか不安
  • 年収を上げるには何を変えればいいのか知りたい

たこ焼き移動販売13年。最高月商500万円を達成してきた経験から、キッチンカーの「売上」ではなく「手取り」のリアルを、ごまかさずに数字で解説します。

🐙

タケ(13年オーナー)

お金の話って後回しにしがちだけど、ここをちゃんと理解してるかどうかで全然違うんだよね。

キッチンカーの年収は200万〜600万円が現実的なライン

キッチンカーの年収は200万〜600万円が現実的なライン

*Photo by 女子 正真 on Pexels*

結論から言うと、専業キッチンカーオーナーの年収(手取り)は、200万〜600万円のレンジに収まる人が大半です。

「思ったより少ない」と感じたかもしれません。大事なのはこの幅の理由です。同じたこ焼きを売っていても、年収200万円で苦しむ人と、600万円を安定して残す人がいます。

13年間この業界を見てきて言えるのは、この差はセンスや運ではなく、再現できる仕組みの差だということです。具体的には次の3つで決まります。

  • 立地:どこに出店できるか
  • リピート率:常連がどれだけ付くか
  • 固定費の低さ:毎月いくら出ていくか

この記事では、この3つを売上と経費の数字に分解していきます。まずは売上から見ていきましょう。


【内訳1】売上のリアル|月商を1日単位で分解する

【内訳1】売上のリアル|月商を1日単位で分解する

*Photo by David Guerrero on Pexels*

「月商100万円」と聞くと景気が良さそうですが、大きな数字のままでは自分ごとにできません。1日の売上まで分解すれば、自分の出店計画に当てはめられます。

1日の売上は「客単価 × 客数」で決まる

1日の売上は、この掛け算でしかありません。たこ焼きの場合、現場の数字はおおよそ次の通りです。

  • 客単価:600〜800円(1パック+ドリンク)
  • 客数:好調なイベントで150〜250組、平日オフィス街で40〜80組

客単価700円 × 客数120組なら、1日の売上は約8.4万円。これがイベント1日の現実的な数字です。

ただしこれは「出店できた日」の話です。キッチンカーは毎日営業できるわけではない、ここが落とし穴になります。

月商は季節と天候で2倍変わる

月商は、出店日数と立地で大きく上下します。

  • 平日オフィス街:客数は読めるが上限あり(1日3〜6万円)
  • 週末イベント・マルシェ:当たれば1日10万円超、外れると2万円
  • 季節:夏祭り・秋のイベントは稼ぎ時。真冬と梅雨は売上が落ちる
  • 天候:雨の日は屋外イベントで売上が半分以下になることもある

13年の体感では、年間で「稼げる月」と「耐える月」の差は2倍以上あります。絶好調の1日を30日かけて月商を計算すると、ほぼ必ず外します。

現実的な専業ラインは、月20日営業で月商60万〜120万円。12ヶ月ならすと、年商はおおよそ700万〜1,200万円のイメージです。


🐙

タケ(13年オーナー)

数字を見るのって最初は怖いかもしれないけど、把握してる方が絶対安心できるから。

【内訳2】経費のリアル|売上から引かれる3つの費用

【内訳2】経費のリアル|売上から引かれる3つの費用

*Photo by www.kaboompics.com on Pexels*

ここがこの記事のいちばん大事なところです。年商と年収(手取り)はまったく別物だからです。年商1,000万円でも、手元に残るのは200万円ということは普通に起こります。

変動費:売れた分だけかかるお金

売上に比例して出ていくお金で、主に2つです。

① 原価(材料費)

たこ焼きの原価率は23〜25%。からあげ(約30%)やステーキ(30%以上)と比べても優位で、たこ焼きが「キッチンカー向き」と言われる理由です。月商100万円なら材料費は約23〜25万円です。

② 出店料(場所代)

見落とす人が多い費用です。出店料は売上の10〜30%が相場で、人気イベントほど高くなります。月商100万円なら10〜30万円。原価より重いことすらあります。

固定費:売れなくても毎月出ていくお金

売上ゼロの日でも容赦なく出ていくお金です。

  • 車関連:ローン/リース・燃料・車検・修理(月2〜5万円)
  • 保険:自動車保険、PL保険(生産物賠償保険)
  • 通信・決済手数料:スマホ・キャッシュレス手数料
  • 仕込み場所:シェアキッチンや営業許可付き厨房の賃料(月3〜8万円)

固定費は人によって月5万〜20万円と幅があります。この固定費の低さこそ、年収を分ける3要素のひとつです。任意保険を見直すだけでも、年間約5万円を削減できた経験があります。


手取りはいくら残る?3つのモデルケース

手取りはいくら残る?3つのモデルケース

*Photo by Matheus Bertelli on Pexels*

ここまでの数字を3つのモデルで合算します。自分がどのタイプを目指すかの地図にしてください。

ケースA:副業・週末オーナー(月8日営業)

  • 月商:約25万円
  • 原価(24%):▲6万円/出店料(20%):▲5万円/固定費:▲5万円
  • 月の手取り:約9万円 → 本業に上乗せできる規模

会社員を続けながらなら、これで十分に始める価値があります。リスクを抑えて経験を積む、いちばん堅い入り方です。

ケースB:専業・標準ライン(月20日営業)

  • 月商:約80万円
  • 原価(24%):▲19万円/出店料(20%):▲16万円/固定費:▲12万円
  • 月の手取り:約33万円 → 年収400万円前後

専業でまじめにやると、多くの人がこのあたりに着地します。会社員時代と同じくらい、という人が多いです。

ケースC:好立地+リピーター型(月22日営業)

  • 月商:約120万円
  • 原価(24%):▲29万円/出店料(15%=直契約で歩合が低い):▲18万円/固定費:▲12万円
  • 月の手取り:約61万円 → 年収600万円超

ケースBとCの違いは、売上の大きさ以上に「出店料の割合」と「リピート率」にあります。


年収を分けるのは「立地・リピート・固定費」の3つ

年収を分けるのは「立地・リピート・固定費」の3つ

*Photo by www.kaboompics.com on Pexels*

13年見てきて、続く人と1〜2年で消える人の差ははっきりしています。才能ではなく、次の3つです。

1. 出店料を「歩合」から「固定・直契約」に変えられるか

イベント頼みのうちは、売上の20〜30%を出店料で持っていかれ続けます。続く人は地主・オフィスビル・商業施設と直接契約し、定例の出店枠を確保します。出店料が固定や低い歩合になると、売れた分が手元に残ります。

2. リピーターを作れるか

一見さんだけを追うと、毎回ゼロからの集客で消耗します。続く人はSNSで出店場所を毎日告知し、常連と顔なじみになります。リピーターが3割を超えると、売上がぐっと安定します。

3. 固定費を低く保てるか

これは開業時の選択でほぼ決まります。新車フル装備で月5万円のローンを背負った人と、中古を抑えて始めた人とでは、同じ売上でも手取りが月数万円変わります。手取りの差は、そのまま続けられるかどうかの差になります。

> 出店場所によって売上の天井も出店料も大きく変わります。場所選びの考え方は、移動販売の場所代(出店料)の相場は売上の10〜30% に詳しくまとめています。


🐙

タケ(13年オーナー)

ここまで読んでくれてありがとう!最後にポイントをまとめたので確認してね。

キッチンカー開業・経営のお悩みを無料相談

13年間・たこ焼き移動販売を続けてきたタケが直接お答えします

まとめ

キッチンカーの年収について、要点を整理します。

  1. 専業の年商は約700万〜1,200万円、手取り(年収)は約200万〜600万円が現実的なライン
  2. 原価率23〜25%・出店料は売上の10〜30%・固定費は月5〜20万円が引かれる
  3. 年収を分けるのは「立地・リピート・固定費の低さ」の3つで、運ではなく設計で決まる
  4. この3つを意識すれば、年収400万〜600万円のラインは十分に狙える

基本公式:年商 −(原価+出店料+固定費)= 手取り

夢を大きく見積もる前に、この公式を自分の数字で一度埋めてみることをおすすめします。それだけで、開業計画の解像度は一気に上がります。

この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

コメント

コメントする

目次