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📋 目次
この記事で解決できる悩み
- キッチンカーで実際いくら稼げるのか、具体的な数字が知りたい
- 売上はあっても手元にいくら残るのかがわからない
- 会社員を辞めて本当に食べていけるのか不安
- 年収を上げるには何を変えればいいのか知りたい
たこ焼き移動販売13年。最高月商500万円を達成してきた経験から、キッチンカーの「売上」ではなく「手取り」のリアルを、ごまかさずに数字で解説します。
タケ(13年オーナー)
キッチンカーの年収は200万〜600万円が現実的なライン
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結論から言うと、専業キッチンカーオーナーの年収(手取り)は、200万〜600万円のレンジに収まる人が大半です。
「思ったより少ない」と感じたかもしれません。大事なのはこの幅の理由です。同じたこ焼きを売っていても、年収200万円で苦しむ人と、600万円を安定して残す人がいます。
13年間この業界を見てきて言えるのは、この差はセンスや運ではなく、再現できる仕組みの差だということです。具体的には次の3つで決まります。
- 立地:どこに出店できるか
- リピート率:常連がどれだけ付くか
- 固定費の低さ:毎月いくら出ていくか
この記事では、この3つを売上と経費の数字に分解していきます。まずは売上から見ていきましょう。
【内訳1】売上のリアル|月商を1日単位で分解する
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「月商100万円」と聞くと景気が良さそうですが、大きな数字のままでは自分ごとにできません。1日の売上まで分解すれば、自分の出店計画に当てはめられます。
1日の売上は「客単価 × 客数」で決まる
1日の売上は、この掛け算でしかありません。たこ焼きの場合、現場の数字はおおよそ次の通りです。
- 客単価:600〜800円(1パック+ドリンク)
- 客数:好調なイベントで150〜250組、平日オフィス街で40〜80組
客単価700円 × 客数120組なら、1日の売上は約8.4万円。これがイベント1日の現実的な数字です。
ただしこれは「出店できた日」の話です。キッチンカーは毎日営業できるわけではない、ここが落とし穴になります。
月商は季節と天候で2倍変わる
月商は、出店日数と立地で大きく上下します。
- 平日オフィス街:客数は読めるが上限あり(1日3〜6万円)
- 週末イベント・マルシェ:当たれば1日10万円超、外れると2万円
- 季節:夏祭り・秋のイベントは稼ぎ時。真冬と梅雨は売上が落ちる
- 天候:雨の日は屋外イベントで売上が半分以下になることもある
13年の体感では、年間で「稼げる月」と「耐える月」の差は2倍以上あります。絶好調の1日を30日かけて月商を計算すると、ほぼ必ず外します。
現実的な専業ラインは、月20日営業で月商60万〜120万円。12ヶ月ならすと、年商はおおよそ700万〜1,200万円のイメージです。
タケ(13年オーナー)
【内訳2】経費のリアル|売上から引かれる3つの費用
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ここがこの記事のいちばん大事なところです。年商と年収(手取り)はまったく別物だからです。年商1,000万円でも、手元に残るのは200万円ということは普通に起こります。
変動費:売れた分だけかかるお金
売上に比例して出ていくお金で、主に2つです。
① 原価(材料費)
たこ焼きの原価率は23〜25%。からあげ(約30%)やステーキ(30%以上)と比べても優位で、たこ焼きが「キッチンカー向き」と言われる理由です。月商100万円なら材料費は約23〜25万円です。
② 出店料(場所代)
見落とす人が多い費用です。出店料は売上の10〜30%が相場で、人気イベントほど高くなります。月商100万円なら10〜30万円。原価より重いことすらあります。
固定費:売れなくても毎月出ていくお金
売上ゼロの日でも容赦なく出ていくお金です。
- 車関連:ローン/リース・燃料・車検・修理(月2〜5万円)
- 保険:自動車保険、PL保険(生産物賠償保険)
- 通信・決済手数料:スマホ・キャッシュレス手数料
- 仕込み場所:シェアキッチンや営業許可付き厨房の賃料(月3〜8万円)
固定費は人によって月5万〜20万円と幅があります。この固定費の低さこそ、年収を分ける3要素のひとつです。任意保険を見直すだけでも、年間約5万円を削減できた経験があります。
手取りはいくら残る?3つのモデルケース
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ここまでの数字を3つのモデルで合算します。自分がどのタイプを目指すかの地図にしてください。
ケースA:副業・週末オーナー(月8日営業)
- 月商:約25万円
- 原価(24%):▲6万円/出店料(20%):▲5万円/固定費:▲5万円
- 月の手取り:約9万円 → 本業に上乗せできる規模
会社員を続けながらなら、これで十分に始める価値があります。リスクを抑えて経験を積む、いちばん堅い入り方です。
ケースB:専業・標準ライン(月20日営業)
- 月商:約80万円
- 原価(24%):▲19万円/出店料(20%):▲16万円/固定費:▲12万円
- 月の手取り:約33万円 → 年収400万円前後
専業でまじめにやると、多くの人がこのあたりに着地します。会社員時代と同じくらい、という人が多いです。
ケースC:好立地+リピーター型(月22日営業)
- 月商:約120万円
- 原価(24%):▲29万円/出店料(15%=直契約で歩合が低い):▲18万円/固定費:▲12万円
- 月の手取り:約61万円 → 年収600万円超
ケースBとCの違いは、売上の大きさ以上に「出店料の割合」と「リピート率」にあります。
年収を分けるのは「立地・リピート・固定費」の3つ
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13年見てきて、続く人と1〜2年で消える人の差ははっきりしています。才能ではなく、次の3つです。
1. 出店料を「歩合」から「固定・直契約」に変えられるか
イベント頼みのうちは、売上の20〜30%を出店料で持っていかれ続けます。続く人は地主・オフィスビル・商業施設と直接契約し、定例の出店枠を確保します。出店料が固定や低い歩合になると、売れた分が手元に残ります。
2. リピーターを作れるか
一見さんだけを追うと、毎回ゼロからの集客で消耗します。続く人はSNSで出店場所を毎日告知し、常連と顔なじみになります。リピーターが3割を超えると、売上がぐっと安定します。
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3. 固定費を低く保てるか
これは開業時の選択でほぼ決まります。新車フル装備で月5万円のローンを背負った人と、中古を抑えて始めた人とでは、同じ売上でも手取りが月数万円変わります。手取りの差は、そのまま続けられるかどうかの差になります。
> 出店場所によって売上の天井も出店料も大きく変わります。場所選びの考え方は、移動販売の場所代(出店料)の相場は売上の10〜30% に詳しくまとめています。
タケ(13年オーナー)
まとめ
キッチンカーの年収について、要点を整理します。
- 専業の年商は約700万〜1,200万円、手取り(年収)は約200万〜600万円が現実的なライン
- 原価率23〜25%・出店料は売上の10〜30%・固定費は月5〜20万円が引かれる
- 年収を分けるのは「立地・リピート・固定費の低さ」の3つで、運ではなく設計で決まる
- この3つを意識すれば、年収400万〜600万円のラインは十分に狙える
基本公式:年商 −(原価+出店料+固定費)= 手取り
夢を大きく見積もる前に、この公式を自分の数字で一度埋めてみることをおすすめします。それだけで、開業計画の解像度は一気に上がります。








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