業務用たこ焼き器の選び方|プロが教える5つのポイントと台数・銅板vs鉄板の正解

目次

この記事で解決できる悩み

  • 業務用たこ焼き器はどれを選べばいいかわからない
  • 銅板と鉄板どちらにすべきか迷っている
  • 何台必要か・何穴がいいのかわからない

たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円を達成したタケが解説します。業務用のたこ焼き器は開業時に最初に迷う大きな買い物のひとつです。実際に自分がどう選んできたかと、選ぶ上で外してはいけない5つのポイントをお伝えします。 (→ 関連:たこ焼きの原価計算を完全解説|現役13年プロが教える正しい原価率の出し方と価格設定【実例付き】

💡 この記事でわかること

業務用たこ焼き器を選ぶ5つのポイントと、銅板 vs 鉄板の結論、台数・穴数の選び方を実体験ベースで解説します。これを読めばたこ焼き器選びで迷わなくなります。


まず「ガスのタイプ」を業態で決める

業務用のたこ焼き器は大きく3種類に分かれます。

たこ焼き器の3つのガスタイプ

  • プロパンガス:移動販売・屋台に最適。インフラが整っていない場所でも使える
  • 都市ガス:店舗型に多い。ランニングコストが低いが移動販売では使えない
  • 電気式:プロパンガスが使えない施設内での出店に有効。ただし鉄板のみのことが多い
業態 使えるガスタイプ
店舗型 都市ガス・プロパンガス・電気
移動販売型 プロパンガス・電気
屋台型 プロパンガス・電気

移動販売の場合はプロパンガスが主流です。電気式は施設内への出店(スーパーや商業施設など)では有効ですが、業務用の火力としてはプロパンガスに劣ります。

まず「自分がどんな業態でやるか」を決めることが、たこ焼き器選びの出発点です。


銅板 vs 鉄板:答えは銅板一択

最もよく聞かれる質問です。結論は銅板一択です。

銅板 鉄板
熱伝導 高い(早く均一に焼ける) 低い(焼くのに時間がかかる)
売上への影響 高い(回転数が上がる) 低い(回転数が下がる)
価格 高い 安い
メンテナンス 定期的に必要(すす落とし) ほぼ不要
技術 反すスピードが必要 比較的簡単

大阪のたこ焼き屋を食べ歩きすると銅板を使っている店舗が圧倒的に多いです。売上を上げているたこ焼き屋の8割は銅板を使っています。業界の主流は完全に銅板に移っています。

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タケ(13年オーナー)

鉄板か銅板か迷う気持ちはわかる。でもたこ焼き屋として売上を追うなら迷わず銅板。熱伝導が高くて早く焼けるから、イベントの短時間勝負で差が出る。銅板を早く反せるようになれば売上は必ず上がる。

⚠️ 銅板はメンテナンスをサボるとすすが詰まる

銅板はすすが溜まりすぎると焼きにくくなります。定期的に銅板のメンテナンス(すす落とし)を行うことが銅板を長持ちさせる条件です。メンテナンスを怠ると銅板の良さが失われます。


業務用たこ焼き器を選ぶ5つのポイント

ポイント①:資金がないなら中古という選択肢

開業時に資金が潤沢でない場合、中古のたこ焼き器も立派な選択肢です。

中古たこ焼き器を探せる場所:

  • テンポス(業務用厨房機器の中古専門)
  • 楽天市場(業務用厨房のカテゴリ)

中古だからといってたこ焼きの質が下がるわけではありません。最初の段階で資金をたこ焼き器以外にも回したい方は、中古から始めて売上が上がったら新品・オーダーメイドに切り替えるという判断も正解です。

ポイント②:火力の強さ(バーナーの本数)で選ぶ

美味しいたこ焼きを早く焼くためには、火力の強さが必須条件です。

💡 バーナーの本数で火力が変わる

火力が強いたこ焼き器はバーナーが一列ごとに入っています。バーナーの本数が多いほど火力は均一・強力になりますが、価格も上がります。予算と相談しながら、できるだけ火力の強いものを選ぶのが正解です。

ポイント③:形状(横長タイプ vs 四角タイプ)

業務用たこ焼き器は横長タイプと四角タイプの2種類があります。

横長タイプ 四角タイプ
価格 比較的安価 比較的高価
スペース 場所を取る コンパクト
適した業態 広い作業スペースがある店舗 移動販売・スペースが限られる業態

移動販売では作業スペースが限られているため、四角タイプが推奨です。横長タイプを移動販売に使うと作業効率が落ちます。

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タケ(13年オーナー)

移動販売を始めたとき四角タイプにしたのは正解だった。キッチンカーの中は本当に狭い。横長を置いたら身動きが取れなくなる。複数台置く場合はなおさら四角タイプ一択。

ポイント④:穴数は提供個数から逆算して決める

銅板の穴数は販売したい個数から逆算して決めます。

販売個数 推奨穴数
8個 24穴または32穴
7個 28穴
6個 18穴または24穴

穴数が多い銅板(28穴・32穴)は四角タイプのたこ焼き器と組み合わせて使われることが多いです。15〜24穴のものは横長タイプのたこ焼き器に多いです。

提供個数に合わない穴数を選ぶと半端が出て作業効率が下がります。必ず提供個数を決めてから穴数を選んでください。

ポイント⑤:資金に余裕があるならオーダーメイド

資金に余裕があり「理想のたこ焼き器を作りたい」という方には、オーダーメイドが最もおすすめです。

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タケ(13年オーナー)

僕はオーダーメイドでたこ焼き器を3台作った。合計で100万をちょっと超える金額だったが、その甲斐はあった。コンパクトで火力が強く、提供スピードが格段に上がった。売上と提供数に直結する投資だと思っている。

💡 オーダーメイドのメリット

自分の業態・販売個数・スペース・ガスの種類に完全に合わせた仕様で作れます。市販品より高価ですが、長期的に見ると売上への貢献度が高く、元が取れることがほとんどです。


たこ焼き器の台数の目安

売上を上げたいなら台数の選び方も重要です。

たこ焼き器の台数と運営規模の目安

  • 1人(少量):1〜2台 提供数8〜16人前
  • 1〜2人でたまにイベント:2〜3台 提供数16〜24人前
  • 2人以上でイベント中心:3台以上 高い売上目標を狙える

タケの実体験:

  • 基本は3台で運営
  • サッカーの試合(グランパス)などの大型イベントでは、3〜4時間のピークに30万近い売上が出る
  • 1日1000人前を売るときは5台で運営(7〜16時の9時間で達成するため)
  • 台数が増えると、焼く人・補助する人(パック詰め担当など)も比例して必要になる

⚠️ 台数を増やすと人件費も増える

台数を増やすほど売上は伸びますが、それに伴うスタッフ数も必要になります。台数と人員のバランスを考えた上で、自分の売上目標に合った台数を選んでください。

台数より「提供数」で考える方が購入しやすいです。1時間に何人前提供したいかから、必要な台数を逆算してください。


よくある質問(FAQ)

Q. 銅板のメンテナンスはどれくらいの頻度で必要ですか?

使用頻度によりますが、こまめなすす落としが必要です。すすが溜まるほど焼きにくくなるため、週に一度程度の清掃を目安にしてください。専用のクリーナーを使うと効率よく落とせます。

Q. 中古のたこ焼き器は品質に問題がありますか?

品質が大きく落ちることはありません。ただし購入前に「銅板の状態・バーナーの詰まり・ガスの種類(プロパン/都市ガス)」を確認してください。特にガスの種類は間違えると使えなくなるため要注意です。

Q. 四角タイプと横長タイプの価格差はどれくらいですか?

一般的に四角タイプの方が横長タイプより高価です。ただし移動販売でスペース効率を考えると四角タイプの方が結果的にコスパが高くなります。

Q. オーダーメイドはどこに頼めばいいですか?

たこ焼き器・業務用焼き物の専門メーカーや、関西の厨房機器メーカーが対応しています。開業前に複数社に見積もりを取ることをおすすめします。仕様が細かくなるほど価格も上がるため、優先する条件を絞ってから相談してください。

Q. 1台から始めて後から増やすことはできますか?

できます。最初は1〜2台でスタートして、売上が安定してきたら台数を増やす方法はよくある選択肢です。ただし機種が変わると銅板のサイズが合わなくなることもあるため、増設を見越して購入時に統一しておくと管理しやすくなります。


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まとめ:業務用たこ焼き器は銅板・四角・穴数合わせが基本

この記事のまとめ

  • まずガスのタイプを業態で決める(移動販売はプロパンガスが主流)
  • 銅板 vs 鉄板:売上を追うなら銅板一択(業界主流・回転率向上)
  • 5つの選び方ポイント:①中古検討(資金不足) ②火力(バーナー本数) ③形状(移動販売は四角) ④穴数(提供個数から逆算) ⑤オーダーメイド(資金余裕あり)
  • 台数の目安:1人→1〜2台、1〜2人でイベント→2〜3台、高売上目標→3台以上
  • 台数より「提供数」から逆算して考えるのがわかりやすい

たこ焼き器は開業において最も重要な投資のひとつです。自分の業態・目標提供数・売上目標から逆算して、最適なたこ焼き器を選んでください。

🐙

タケ(13年オーナー)

たこ焼き器は商売道具。ケチるところではないし、無駄に高いものを買う必要もない。大事なのは「自分の業態に合っているか」。それだけを基準に選べれば、後悔しない買い物になる。

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この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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