キッチンカーのプロパンガス購入方法から注意点まで【実例6つ解説】

目次

この記事で解決できる悩み

  • キッチンカーのプロパンガスの入手方法を知りたい
  • 取り扱いの注意点とレンタル・購入の違いを知りたい
  • プロパンガスの費用を抑える方法を知りたい

たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円を達成したタケが解説します。キッチンカーでガスを使う業者はプロパンガスを正しく理解しておく必要があります。事故は気の緩みから起きます。この記事で取り扱い方法と注意点を正確に把握してください。 (→ 関連:エルフ1.5tトラックのキッチンカーで8ナンバー車検を通す方法【実例・構造条件まとめ】

💡 この記事でわかること

プロパンガスの探し方3種類充填方法2パターンレンタルと購入の違い注意点6つ料金を下げる方法2つを解説します。


プロパンガスとは?

プロパンガス(LPガス)は正式には「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」と呼びます。LPGとも呼ばれます。

気体燃料(プロパン・ブタンなど)を液化したもので、液体にすることで体積が小さくなり持ち運びが可能になります。

プロパンガスと都市ガスの違い:

種類 使用場所 キッチンカーでの使用
プロパンガス(LPガス) どこでも使える 使用可能
都市ガス 配管がある固定場所のみ 物理的に不可

キッチンカーでガスを使う場合はプロパンガス一択です。都市ガスは配管に接続する固定の場所でしか使えないため、移動販売では使用できません。


プロパンガス業者の探し方3つ

①ネットで「プロパンガス業者 ○○(地域名)」で検索

最も手軽な方法です。「プロパンガス業者 ○○(地域名)」で検索するとさまざまな業者が見つかります。

複数の業者を見つけて見積もりを比較することで価格の相場がわかります。


②地域密着型の業者を探す

自分の住んでいるエリアの地域密着型ガス屋さんに問い合わせる方法です。

⚠️ 地域密着型は時間効率が悪いことがある

タケが開業当初お世話になったのは地域密着型の業者でした。ガスボンベを2本しか持っておらず、充填のたびにボンベを預けなければならない状態が非常に面倒でした。地域密着型の業者はその場所に充填所がなく、どこかの充填所に外注している場合が多いため、すぐに返ってこないことがあります。


③キッチンカー業者・周りの人から紹介してもらう

タケが現在お世話になっているプロパンガス業者は友人の紹介でつながりました。

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タケ(13年オーナー)

知人にプロパンガス会社で働いている人がいると話が早い。タケのフランチャイズ業者さんも友人がガス屋さんで働いているということで、そのつながりでガスを購入しているという例がある。「周りにプロパンガス屋さんを知っている人いませんか?」と聞いてみるだけで意外とつながることがある。

プロパンガスの充填方法2パターン

パターン①:自分でボンベを充填所に持っていく

ガスボンベを車に積んで充填所まで持っていく方法です。

タケ自身はこのパターンで運用しています。しかし往復で1時間以上かかり、その時間を出店や仕込みに使いたいところなので非効率です。

パターン②:業者にボンベを回収・配達してもらう

ガス業者がボンベを回収して充填し、再び届けてくれるサービスです。

💡 時間を節約したいなら配達対応の業者を選ぶ

開業後はやることが多く、仕入れ・仕込み・売上管理・発注など忙しい日々が続きます。ガスのために自分が動く時間を出店に使えるよう、配達対応の業者を選ぶことをおすすめします。


レンタルと購入の違い

プロパンガスのボンベは「レンタル」と「購入」の2種類があります。業者によってどちらかしか対応していない場合もあります。

レンタルのメリット

  • ボンベの初期費用がかからない(購入だと1本約15,000円、10本で15万円)
  • 5年周期のメンテナンスを自分で手配しなくていい
  • 長期出店時に必要な分だけ借りられる

タケの使い方:

桜のシーズンに2週間連続して出店することがあります。自分が所有しているボンベだけではまかなえないため、一部をレンタルで補っています。

レンタルのデメリット

  • 基本的に料金設定が高め

ただし、もともとの価格が安い業者からレンタルする場合はデメリットにならないこともあります。


プロパンガスの料金目安と相場

プロパンガスの料金は業者によって大きく異なります。

タケの経験(8kgボンベの価格変遷):

時期 業者 8kgボンベの価格
開業当初 地域密着型業者 3,000円
業者変更後 友人紹介の業者 2,300円

同じ8kgのボンベで700円の差が生まれました。

相場の調べ方:

最も正確な方法は「同じキッチンカー業者に聞く」ことです。実際に使っている人の生の情報が一番参考になります。


抑えておくべき注意点6つ

プロパンガスは適切に管理しないと事故につながります。以下の6点は必ず理解してください。

注意点①:ボンベは定期メンテナンス(5年周期)

プロパンガスのボンベには使用できる期間があります。充填時に担当者がボンベの期限を確認してくれるため、基本的には充填業者が管理してくれます。ただし「ボンベには使用期限がある」ということは知っておいてください。


注意点②:定期的に耐圧検査を行う

耐圧検査とはガス漏れがないか確認するための検査です。

キッチンカーは車で移動するため、走行中の振動がガスホースや接続部に少なからず影響を与えます。最初は正常でも、走行を繰り返すうちにガス漏れが生じる可能性があります。定期的に確認することで事故を未然に防げます。


注意点③:関連備品は定期交換する

プロパンガスに関連する備品も劣化します。

⚠️ 消耗品と気づかずに使い続けないこと

調整器・ガスホース・ガスクリップ(留め具)・消火器は「一度購入したら永久に使える」ものではありません。特に消火器は消防法で使用期限が定められています。ガスホースは硬くなってきたら交換のサインです。ガス業者に「いつ替えればいいか」を確認してください。


注意点④:火の元から最低2m離れた場所に設置する

ガスボンベは火の元(調理機材)から最低2m離れた場所に設置してください。

これは消防法でも定められています。機材の近くに置いている業者を見かけることがありますが、絶対にやめてください。「手間を省くため」に近くに置くことが事故につながります。


注意点⑤:移動時は倒れないように積む

ガスボンベは移動中に横転しないように固定してください。

荷物が多い時は自然とボンベが固定されますが、荷物が少ない時は注意が必要です。ロープなどでくくりつける習慣をつけてください。


注意点⑥:消火器はガスボンベの近くに置く

消火器はガスボンベの近く・外から取り出しやすい場所に設置してください。

イベントでは消防署の担当者が見回りに来ることがあります。「消火器はガスボンベの近く・外に置いてください」と必ず指摘される項目です。いつでも使用できる状態にしておいてください。


プロパンガスの料金を下げる2つの方法

方法①:既存の取引先に価格交渉する

継続して購入していることが交渉の材料になります。

タケの交渉実例:

何年も取引を続けた後、担当者に「8kgと10kgのkg単価のバランスがおかしい」と指摘して交渉しました。その結果、1本あたり300円安くなりました。

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タケ(13年オーナー)

言うのはタダ。関係性ができた頃に「少し値段を見直してもらえませんか」と聞くだけでいい。何年も続けているという事実自体が交渉材料になる。

方法②:相見積もりで業者を比較する

タケ自身、1社目から2社目に変更したことで8kgボンベが700円安くなりました。

またタケのフランチャイズ業者が相見積もりをした結果、10kgボンベが1,000円以上安くなった事例もあります(最初は10kgで4,000円を超えていた)。

年間で数百本使う業者なら、1本1,000円の差が年間数十万円の節約になります。定期的に他社の価格を確認することをおすすめします。


よくある質問(FAQ)

Q. プロパンガスの業者はどのくらいの本数を持てばいいですか?

出店日数と1日の消費量によって異なります。たこ焼きの場合、1日出店で8〜10kgボンベ1〜2本が目安です。週5日出店するなら最低5〜10本の在庫があると安心です。長期連続出店(1週間以上)がある場合はレンタルを活用することをおすすめします。

Q. ガス漏れが心配です。どう確認すればいいですか?

石鹸水をガスホースや接続部に塗ることで泡立ちがあれば漏れを確認できます。購入時にガス業者に「確認方法を教えてほしい」と聞いておくと安心です。気になる場合は業者に耐圧検査を依頼してください。

Q. プロパンガスボンベを購入する場合の初期費用はどのくらいですか?

8〜10kgボンベで1本約15,000円前後が相場です。10本揃えると15万円程度になります。ただし業者によって価格が異なるため、購入する業者の価格を確認してください。

Q. カセットコンロはプロパンガスの代わりに使えますか?

用途によります。クレープ・汁物のあたためなど、使用ガス量が少ない商材であればカセットコンロで対応できます。たこ焼き器など火力が必要な機材にはプロパンガスが必要です。

Q. 新規でプロパンガス業者と契約しにくいと聞きましたが本当ですか?

事実です。現在、多くのガス業者が新規契約に慎重になっています(事故リスクの観点から)。同業者や知人のつながりからの紹介が最も契約しやすい方法です。直接問い合わせる場合は「キッチンカーで使う」ということを明確に伝えて交渉してみてください。


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まとめ:プロパンガスの正しい知識で安全な営業を続ける

プロパンガスの基本チェックリスト

  • 探し方:ネット検索・地域密着業者・知人紹介の3種類
  • 充填:持参か配達の2パターン(時間節約なら配達業者)
  • ボンベの選択:長期出店はレンタル・通常はボンベ購入
  • 注意点6つ:メンテナンス・耐圧検査・備品交換・2m離す・横転防止・消火器
  • 料金削減:既存業者への交渉+相見積もりの2方法
  • 年間使用本数が多いほど1本あたりの価格差が大きな節約になる

プロパンガスは正しく管理すれば安全ですが、気の緩みが事故につながります。取扱いの注意点を日常の営業に落とし込んでください。

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タケ(13年オーナー)

プロパンガスは毎日使うものだから慣れすぎて油断しやすい。注意点を守っていれば安全に使えるが、「いつも大丈夫だから」という慣れが一番危ない。定期的に自分のガス周りの状態を見直す習慣をつけてほしい。

プロパンガス関連の消耗品・備品は消耗前に用意してください

「壊れてから探す」では営業が止まります。ガスホース・ガス圧力調整器(レギュレーター)は使用期間に応じた交換が必要な消耗品です。今すぐ必要でない方も、現状の状態を確認するきっかけとして見てみてください。

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この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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