こんなお悩み、ありませんか?
- ✔移動販売の場所代(出店料)の相場と種類を知りたい
- ✔どんな出店場所を選べばいいのか判断できない
- ✔売上はあるのに利益が残らない理由を知りたい
タケ(13年オーナー)
出店料のパターンがわかっても、自分がどれだけ売れるかを把握していないと赤字になります。
💡 この記事でわかること
- 出店料4パターンの種類
- 実際の相場観
- 出店場所を間違えると赤字になる仕組み
たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円を達成したタケが解説します。移動販売の場所代(出店料)は固定店舗の家賃に相当するコストです。出店料の種類を理解した上で、自分の売上能力に合った場所を選ぶことが利益を残す上で最も重要な判断になります。 (→ 関連:キッチンカーの仕入れ・原価管理術|利益を1%上げる5つの仕組み【13年オーナー】)
移動販売の場所代(出店料)は4パターンある
移動販売の出店料は以下の4パターンに分かれています。
出店料の4パターン
- ✅①固定:売れても売れなくても最初から決まった額を支払う(例:1日10,000円)
- ✅②%(パーセント):売上に対して一定の割合を支払う(例:売上の10%)
- ✅③固定+%(パーセント):固定額に加えて売上割合も支払う(例:1日10,000円+売上の10%)
- ✅④無料:場所代の支払いが一切ない
まれに「交通費だけ支払い」や「出店しただけで謝礼金をいただく」というケースもあります。実際に何度かそういった案件に遭遇したことがあります。
タケの実際の出店料の相場
大学:売上の10〜15%
大学への出店の場合、売上の10〜15%が相場です。ランチタイムに多くの学生が利用し、夕方の帰り時間にも利用があります。授業の合間の時間帯は閑散とします。
スーパー:売上の10%
家から近く交通費が少なくて済むため、コスパの良い出店先です。主に主婦の方が客層となることが多く、高単価商品よりも手頃な価格帯の商品が売れやすい傾向があります。
お店の軒先:無料
とあるお店の軒先に出店させてもらうケースがあり、こちらは無料です。
イベント:売上の10〜20%が相場(名古屋エリア)
イベントは最も幅があります。固定・%・固定+%・無料すべてのパターンが存在します。
💡 名古屋エリアのイベント出店料の相場
名古屋のイベントは売上の10〜20%が相場です。何を基準に変わるかというとイベントの規模です。大型イベントになると「固定+%」のパターンになることが多いです。仲介業者によって設定額は異なるため、「このイベントは必ずこの金額」という決まりはありません。
タケ(13年オーナー)
出店料と利益の関係:自分の売上能力を把握することが全て
ここが最も重要なポイントです。
出店料のパターンがわかっても、自分がどれだけ売れるかを把握していないと赤字になります。
固定出店料のリスク
固定出店料(例:1日50,000円)の場合、売上が低いと利益がほとんど残りません。
問題のある例:
- 出店料:固定50,000円
- 自分の売上能力:100,000円前後
- 人件費・食材費・交通費を引くと、利益がほぼ残らない
「100,000円売れた」という達成感があっても、固定出店料が高すぎると「何をやっているかわからない」という結果になります。
⚠️ 固定出店料は特に自分の売上能力の見極めが必要
%型の出店料は売上が低くても出店料が低くなるため被害が小さい。しかし固定型は売上に関わらず出店料を支払うため、売上が低いほど赤字が大きくなります。固定出店料のイベントに出る前に「自分はこの出店料を上回る利益を残せるか」を必ず計算してください。
%型(パーセント)出店料の特徴
売上の10%など割合での支払いは、売れなければ出店料も低くなるためリスクが少ないです。開業当初に出店が多い出店料のパターンです。
固定+%のリスクは最大
固定50,000円+売上の20%のような出店料の場合、大型イベントならリターンが大きくなりますが、売れなかったときの損失も最大になります。自分の売上能力に自信がある段階で選ぶべき出店形式です。
開業当初に選ぶべき出店先
開業当初は信用もなく、大型イベントに呼ばれることも少ないです。
開業当初に向いている出店先の条件
- ✅出店料が売上の10%前後(固定料が低い)
- ✅売上の目標が100万円以下でも利益が残る
- ✅平日に定期的に出店できる場所(大学・スーパー・お店の軒先など)
- ✅失敗しても損失が少ないサイズのイベント
最初から固定出店料が高い大型イベントに出ようとすると、売上能力が追いついていない場合にリスクが大きくなります。まずは小さい出店先でデータを積み上げ、「自分はどれだけ売れるか」を把握することが先です。
タケ(13年オーナー)
「売上ではなく利益」が商売の本質
移動販売を始めた当初、売上が上がると嬉しくなるのは自然です。ただし気をつけないといけないのが「売上が高くても利益が残らないケース」が実際に起きることです。
利益を圧迫する主なコスト:
| コスト項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所代(出店料) | 固定・%・固定+%によって変動 |
| 食材費(原価) | 売上に比例して増える |
| 人件費 | スタッフを雇う場合に発生 |
| 交通費 | 出店場所までの移動コスト |
| ガス代・消耗品 | 毎回の出店で発生する変動費 |
売上が上がったのに利益が残らないとき、ほとんどのケースで「出店料が高すぎた」か「原価率が上がった」かのどちらかが原因です。
💡 商売は売上ではなく利益で判断する
「今日は100,000円売れた」という事実より「今日の利益はいくら残ったか」の方が経営として重要な情報です。出店ごとに売上と利益を記録し、「この出店先は本当に出る価値があるか」を数字で判断する習慣をつけてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料の出店場所はどうやって見つけますか?
知人のお店・馴染みの商店・地元のコミュニティイベントなどが無料出店先になりやすいです。最初から「無料で置いてほしい」とお願いするのではなく、信用を作った上で自然に繋がっていくケースが多いです。
Q. 大学への出店はどうやって交渉すればいいですか?
大学の購買・食堂・学生支援課などに問い合わせることが多いです。定期的な出店で信用が生まれると、自然に継続できる関係になりやすい出店先です。出店料10〜15%は比較的良心的な水準です。
Q. イベントの仲介業者はどこで見つけられますか?
移動販売の出店情報サイト(foodtruck/キッチンカー専門サイト)や、地元のイベント関係者からの紹介が主な入口です。開業後に出店していると自然に繋がりが増えていきます。
Q. 固定出店料のイベントに出るかどうかはどう判断すればいいですか?
「そのイベントで確実に達成できる売上」から、固定出店料・原価・人件費・交通費を引いて計算してください。計算した結果が黒字なら出店する価値があります。「売れると良いな」という期待値で出店するのは危険です。
Q. 出店料が高いイベントは儲からないのですか?
そうではありません。出店料が高い大型イベントは売上のポテンシャルも高いため、自分の売上能力が高い段階では最も利益を出せる場所になります。問題は「自分の能力と出店料のミスマッチ」です。
まとめ:出店場所の選択が経営の要
この記事のまとめ
- ✅出店料4パターン:①固定 ②%(パーセント) ③固定+% ④無料
- ✅実際の相場:大学10〜15%、スーパー10%、イベント(名古屋)10〜20%、軒先無料
- ✅最重要:自分がどれだけ売れるかのキャパシティを把握すること
- ✅固定出店料は売上が低いと損失が大きくなる最大のリスク要因
- ✅開業当初は出店料が低い・固定費リスクが少ない出店先を選ぶ
- ✅「商売で大事なのは売上ではなく利益」。出店後は必ず利益で評価する
出店場所の選び方は、移動販売の経営において最も重要な判断のひとつです。売上を上げることに目が向きがちですが、出店料と自分の売上能力のバランスを考えた上で「利益が残る出店先」を選ぶことが継続的な経営の鍵です。
タケ(13年オーナー)

