キッチンカー(移動販売)のおすすめ車種7種類|現役オーナーインタビューで徹底比較

目次

この記事で解決できる悩み

  • キッチンカーの車種の選び方がわからない
  • 軽バン・ハイエース・トラックなどの違いを知りたい
  • 自分の商材・出店スタイルに合った車を知りたい

たこ焼き移動販売13年目、最高月商500万円を達成したタケが解説します。キッチンカーの車種選びは開業において最も重要な選択のひとつです。この記事では実際に何年も活躍しているキッチンカーオーナーのインタビューをもとに、7種類の車種のメリット・デメリットを解説します。 (→ 関連:キッチンカーの車種3タイプを徹底比較|軽トラ・バン・1tの選び方を13年オーナーが解説

💡 この記事でわかること

キッチンカーの7種類の車種別メリット・デメリット(現役オーナーの声付き)と、車種を選ぶ際の5つの注意点タケがおすすめする車種を解説します。


キッチンカーの車種一覧

今回紹介する7種類の車種:

  1. 軽バン
  2. ハイエース(1BOXカー)
  3. クイックデリバリー
  4. 1.5tトラック(タケのおすすめ)
  5. ダッジバン
  6. グラマン
  7. 牽引車(トレーラー)

①軽バン

軽バンの代表的な車種には以下があります。

  • スズキ エブリィ
  • ダイハツ ハイゼットバン
  • ダイハツ ミラウォークスルーバン
  • 日産 NT100クリッパーバン
  • 三菱 ミニキャブバン

軽バンオーナーのインタビュー

BARI’S CAFE(バリーズカフェ)むらせさん

取り扱い商材:クレープ・ワッフル・かき氷・ドリンクなど

主に週末に愛知で活動。現在は軽バン→ハイエースに乗り換え。

軽バンの費用:

  • 車両:中古 約40万円
  • 改造費:70万円
  • 制作期間:約1ヶ月
  • ナンバー:4ナンバー

むらせさんが軽バンを選んだ理由は「低予算と可愛さ」。クレープ屋さんに軽バンが多いのも、低予算で始めやすく見た目のかわいさが女性客に向いているからです。


軽バンのメリット

メリット 内容
見た目がかわいい フロントのカスタムやラッピングがしやすい
お客様目線で販売できる 目線が低く、威圧感がなく調理が見える
低予算で始められる 車体・改造ともに費用が抑えられる
維持費が低い 税金・保険・燃費が安い
中古車が多い 選択肢が豊富で探しやすい
高さ制限がある場所も入れる ほぼ全ての出店場所に対応できる
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タケ(13年オーナー)

テントよりキッチンカーの方が目線が高いという話をよく聞く。軽バンはテントに近い目線になるので、お客さんとの距離が縮まりコミュニケーションが取りやすい。調理しているところが見えるのもプラス。

軽バンのデメリット

デメリット 内容
車内が狭い 大きめの冷蔵庫は設置できない
大きな機材が置けない 商材に制限が生じる
作業できるのは基本1人 効率が落ちて売上に影響する
売上を上げるのが困難 食材の量・機材の制限から大きな売上は出にくい
長時間作業で腰痛になりやすい 高さが低く腰への負担が大きい

②ハイエース(1BOXカー)

キャラバンも同じカテゴリになりますが、業界ではハイエースが多い印象です。


ハイエースオーナーのインタビュー

boccheno(ぼっけーの)わかおさん

取り扱い商材:ピザ(石窯)・かき氷・ドリンクなど

主に愛知県一宮を拠点に平日・週末に活動。窯ピザキッチンカーの先駆者。

ハイエースの費用:

  • 車両:中古 165万円(12万km走行)
  • 改造費:40〜50万円(窯は含まず)
  • 外装(ステンシール):10万円
  • ピザ窯:約200万円
  • ナンバー:記載なし

わかおさんが最初に探していたのはクイックデリバリーでしたが、クイックデリバリーだとピザ窯がお客さんから見えないことがわかり断念。ハイエースなら後ろ扉から窯が見えるため、ハイエースを選びました。


ハイエースのメリット

メリット 内容
目線が低い お客さんと目線が近く販売しやすい
作業スペースが広め 軽バンより作業がしやすい
運転席に3人乗れる スタッフと一緒に現場に向かいやすい
運転しやすい 普通車に近い感覚で運転できる
オートマ対応 AT免許で運転できる
エアコンが効く 夏の厳しい暑さに対応できる

💡 ハイエースはハイルーフを選ぶ

立って作業したい場合は必ずハイルーフのハイエースを選んでください。ハイルーフでないと立って作業するのが難しく、車内での移動もしにくくなります。


ハイエースのデメリット

デメリット 内容
後ろ開きは正面の面積が狭い 販売口が限られ、見せ方に工夫が必要
開口部が狭くなりやすい 大型機材の設置に制限が出ることがある
ハイルーフでないと使いにくい 車両選びに注意が必要

③クイックデリバリー

一世代前のキッチンカー業界で主流だった車種です。最近は台数が減ってきていますが、まだ現役で使っているオーナーも多い信頼性の高い車種です。


クイックデリバリーオーナーのインタビュー

日本の心(にほんのこころ)つげさん

取り扱い商材:肉巻きおにぎり・唐揚げ・ステーキ丼など

主に愛知県で週末に活動。経験10年のベテランオーナー。

クイックデリバリーの費用:

  • 2台目の改造費:50〜70万円
  • 販売口の開口工事:35万円
  • 制作期間:約2ヶ月

つげさんは10年前に開業当時の主流車種としてクイックデリバリーを選択。4年後に2台目もクイックデリバリーにした理由は「使いやすさと、同じ車種にすることでタペストリーがそのまま使い回せたから」とのことです。

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タケ(13年オーナー)

自分も2台稼働させていた時があったが、タペストリーの大きさが大きく異なっていたので手間だった。つげさんのように同じ車種を揃えれば、販促物の使い回しができる。複数台を持つ予定があれば、同じ車種で揃えることを検討する価値がある。

クイックデリバリーのメリット

メリット 内容
車体が大きい 存在感があり目立つ
作業スペースが広い 大量の食材・機材を積める
大型イベントに対応できる 50万円以上の売上が狙いやすい
運転時の視野が広い 運転しやすい
耐久性が高い 10年以上使い続けられる実績がある

クイックデリバリーのデメリット

デメリット 内容
車両価格が高い 他の車種より初期費用がかかる
目線が高い お客さんを見下ろす形になりやすい
ミッション車が多い 運転に慣れが必要
AT限定免許では運転できない 免許の確認が必要

④1.5tトラック(タケのおすすめ)

現在のキッチンカー業界で最も主流の車種です。タケ自身も使用しています。

代表的な車種:

  • いすゞ エルフ
  • マツダ タイタン
  • トヨタ トヨエース・ダイナ
  • 三菱ふそう キャンター

1.5tトラックオーナーのインタビュー

Redgaur(レッドガウル)ふじいさん

取り扱い商材:炙り牛たたき丼・赤身牛寿司・ステーキ丼など

主に愛知県で平日ランチ・週末イベントを中心に活動。

以前はクイックデリバリーを使用していましたが、ミッションのギヤが入らなくなるトラブルが起きて1.5tトラックに切り替えました。


1.5tトラックのメリット

メリット 内容
現在最も主流 台数が豊富で入手しやすい
作業スペースが広く使いやすい 四角い形状で効率的に使える
オートマ対応が多い AT免許でも運転できる
さまざまな商材に対応できる 多業種で使いやすい万能タイプ
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タケ(13年オーナー)

自分も1.5tトラック(いすゞエルフ)を使っている。1日50万以上の売上を上げたことがある。大きすぎず小さすぎずで、いろんな出店先に対応しやすい。今キッチンカーを始めるなら迷わず1.5tトラックをすすめる。

1.5tトラックのデメリット

デメリット 内容
大型イベントでは小さく感じる 売上を上げるほど「もっと大きければ」と感じる
最近価格が高騰している 人気で価格が上がりつつある
車高があるので入れない現場もある 出店先によっては制限を受ける

⑤ダッジバン

アメリカ車のダッジをベースにしたキッチンカーです。圧倒的な存在感が特徴です。


ダッジバンオーナーのインタビュー

Tommy’s(トミーズブリトー)せんがさん

取り扱い商材:ブリトー・かき氷など

主に愛知県のパチンコ屋・イベントに出店。平日は車屋さん。

ダッジバンを選んだ理由は「アメリカの雰囲気を出したかった」から。車屋さんという本業を持つせんがさんは、故障があっても自分で修理できるため維持費を抑えられているとのことです。


ダッジバンのメリット

メリット 内容
雰囲気が最高 日本車には出せないアメリカンな迫力がある
車内が見える開放感 調理しているところが見えやすい
商材との相性が高い 洋食・ブリトー・ハンバーガーとのマッチが良い

ダッジバンのデメリット

デメリット 内容
故障が多い アメ車全般として修理頻度が高い
燃費が悪い ガソリン代がかかる
維持費が高い 修理・部品代が高額になりやすい
部品の入手が難しい 国内での部品調達が困難
左ハンドル 運転に慣れが必要

⚠️ ダッジバンは車屋さんとのつながりが必須

アメ車は故障が多く、国内での部品調達が難しいです。自分で修理できるか、信頼できる修理業者のつながりがなければ維持コストが大きくなります。購入前に修理体制を確保してください。


⑥グラマン

キッチンカー業界の中でも「憧れの車」と言われる存在です。アメリカ軍が使用していたトラックをベースにした車で、圧倒的な存在感があります。


グラマンオーナーのインタビュー

K’s Pit(ケーズピット)おおむらさん

取り扱い商材:ハンバーガーなど

主に愛知県内のイベントを中心に活動。アメ車にこだわりのあるオーナー。

おおむらさんはグラマンに500万円ほどかけていますが、最初はトレーラー(牽引車)で約200万円から始めています。

初出店のエピソード:

スーパーウィークエンドというアメリカン系のイベントが初出店でした。仲間から「30万円分くらい持ってきて」と言われましたが、半信半疑で出店したところ、両日とも12時半頃に完売してしまいました。そこから大量に持っていくようになったとのことです。


グラマンのメリット

メリット 内容
アメリカンの象徴 業界内でも際立つ存在感がある
車体が大きい 作業スペースが広く食材も大量に積める
イベントに呼ばれやすい かっこいい車はイベント主催者に選ばれやすい
車内が広い 複数スタッフでの作業が可能
洋食との相性が抜群 ハンバーガー・ホットドッグ等と雰囲気が合う

グラマンのデメリット

デメリット 内容
よく故障する 修理代で「もう1台買えた」という声もある
維持費がかかる 修理・維持コストが大きい
左ハンドル 運転に慣れが必要
車体が大きすぎて入れない会場がある 出店できない現場が増える

⚠️ グラマンは故障を前提に購入する

グラマンを購入するなら「故障する」ことを前提にした資金計画が必要です。想定以上の修理費用がかかるケースが多く、利益が残らなくなる可能性があります。信頼できる修理業者とのつながりは必須です。


⑦牽引車(トレーラー)

自走型のキッチンカーとは異なり、乗用車でトレーラーを引っ張るタイプです。

タケ自身も開業前に牽引車をお借りして使用した経験があります。走行中にトレーラーが外れるリスクがあり、大変な思いをしました。


牽引車オーナーのインタビュー

Higher Works(ハイヤーワークス)岩瀬さん

取り扱い商材:揚げピザ

主に愛知県で週末・各イベントに出店。

牽引車の費用:

  • 車両:約170万円
  • 改造費:DIY+外注で不明(その都度改良を続けている)
  • ナンバー:1ナンバー

牽引車を選んだ理由は「見た目」。岩瀬さんはキッチンカーの外装を会うたびに変えているほど「かっこよさ」へのこだわりが強いオーナーです。


牽引車のメリット

メリット 内容
車高が低くお客さんとの距離が近い 軒先テントに近い距離感で販売できる
連続出店で留め置きできる現場ではラク 乗用車だけで移動できる
忘れ物があっても乗用車で対応できる 機動性がある
スタッフを乗用車に乗せられる 人の移動がしやすい

牽引車のデメリット

デメリット 内容
運転に慣れが必要 バックが特に難しい
種類によっては牽引免許が必要 免許の確認が必要
駐車場が2台分必要 保管コストが増える
高速道路の料金がワンランク上がる 交通費が増加する
走行中に外れるリスクがある 安全対策が必須
移動に時間がかかる 現場到着まで余裕が必要

車種を選ぶ5つの注意点

注意点①:まず保健所に連絡する

自分がやりたい商材がその都道府県で営業許可を取れるか、キッチンカーの施設基準がどうなっているかを先に確認してください。

⚠️ 都道府県ごとに基準が違う

実際の例として、ソフトクリームのキッチンカーが愛知では営業許可を取れたが、岐阜では取れなかったというケースがありました。自分の活動予定地域で確認してから製作・購入してください。


注意点②:初期費用をかけすぎない

お金をかけたキッチンカーを作れば必ず売れるわけではありません。まず初期投資を回収してから、売上が見込めた段階で設備投資する順番が正しいです。

おおむらさんもグラマンに500万かけていますが、最初はトレーラーで約200万円から始めています。最初から高額な車を作るのが王道ではありません。


注意点③:商材に合わせて車を選ぶ

車の雰囲気がお店の印象を決めます。

  • ピザ窯を見せたい → 後ろから見える車(ハイエース等)
  • アメリカンな商材 → ダッジ・グラマン
  • 低コストで始めたい → 軽バン

わかおさんがクイックデリバリーではなくハイエースを選んだのは「外から窯が見えるかどうか」でした。商材の見せ方と車の形状を合わせることが重要です。


注意点④:どう運営するかで選び方が変わる

  • 週末だけか、平日も出店するか
  • 首都圏か地方か
  • イベント専門か、軒先出店中心か

大きいキッチンカーはイベント向きで、狭いスペースでのランチ営業には不向きです。自分の出店スタイルに合った車を選んでください。


注意点⑤:目標売上によって選ぶ車は変わる

1日5万円の売上でいいなら軽バンでも達成できます。しかし1日50万円・100万円を目指すなら、小さい車では達成が難しいです。

  • 1日5〜10万円 → 軽バン・ハイエースで対応可能
  • 1日30〜50万円 → 1.5tトラック・クイックデリバリー
  • 1日100万円以上 → グラマン等の大型車

ただし大きすぎる車は入れない出店先も増えます。目標売上と出店先のバランスを考えて選んでください。


タケのおすすめは1.5tトラック

結論として「1.5tトラック」が最もバランスが良い選択肢です。

  • 大きすぎず小さすぎない
  • 作業スペースがそれなりに広い
  • 売上を上げられる
  • 種類が豊富で入手しやすい

タケ自身も1.5tトラックを使用しており、このトラックで1日50万円以上の売上を達成した経験があります。商材や出店スタイルによって変わりますが、特にこだわりがなければ1.5tトラックが無難です。


よくある質問(FAQ)

Q. 中古のキッチンカーを購入する際の注意点は何ですか?

走行距離・年式・車検の残り期間を確認した上で、専門の業者に状態チェックを依頼することをおすすめします。中古車は改造費用が安く抑えられることもありますが、購入後すぐに修理が必要になるケースもあります。

Q. 1.5tトラックと軽バンでは初期費用にどのくらい差がありますか?

車両本体の価格差は中古であれば50〜100万円程度です。改造費も軽バンの方が安く収まる傾向があり、軽バンは全体で100〜130万円程度、1.5tトラックは150〜250万円程度が相場の目安です。

Q. 女性がひとりで運転できる車種はどれですか?

軽バン・ハイエース・1.5tトラック(オートマ)がおすすめです。クイックデリバリーはミッション車が多くAT限定免許では運転できません。ダッジバン・グラマンは左ハンドルで慣れが必要です。

Q. 牽引車を使うために特別な免許は必要ですか?

トレーラーの車重によって変わります。750kgを超える被牽引車を引く場合は牽引免許が必要です。購入前に自分が選ぶトレーラーの重量と必要な免許を確認してください。

Q. グラマンやダッジバンのような輸入車は修理業者を探しにくいですか?

国内の一般的な自動車修理業者では対応できないことがあります。アメ車専門の修理業者をあらかじめ探しておくことが重要です。購入前に「修理をどこに頼むか」を決めておいてください。


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まとめ:自分の商材・スタイルに合った車種を選ぶ

キッチンカー車種選びのポイント

  • まず保健所に連絡して商材が許可されるか確認する
  • 初期費用をかけすぎず、売上が出てから設備投資する
  • 商材の見せ方に合った車種を選ぶ
  • 出店スタイル(週末のみ・平日も・イベント中心・軒先中心)に合わせて選ぶ
  • 目標売上を基準に必要な車の大きさを決める
  • 迷ったら1.5tトラックが最も万能でバランスが良い

キッチンカーの車種選びは一度決めたら長く使い続けるものです。この記事で紹介した7種類の特徴と注意点を参考に、自分に合った車種を選んでください。

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タケ(13年オーナー)

自分が1.5tトラックを使い続けているのは理由がある。使いやすく、どんな出店先にも対応できて、売上も出せる。迷っているなら1.5tトラックにしておけば間違いない。それ以外の車が欲しくなるのは、稼げるようになってからでも遅くない。

この記事を書いた人

たこ焼き屋オーナー。最高月商500万円を達成した経験から、「キッチンカー月商100万稼ぐ」をコンセプトに発信中。

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